限定公開( 1 )

広島からドラフト4位で指名された最速159キロ右腕の北海学園大・工藤泰自投手(22=北海)が28日、札幌市内の同校で指名あいさつを受けた。白武佳久スカウト統括部長と近藤芳久スカウトと対面。父典幸さん(56)も同席した。「最高峰のプロ野球の舞台でやるからには、唯一無二の選手を目指して頑張っていきたい。1年間1軍でチームの戦力で投げるのは目標にやっていることなので、それをぶらさず頑張っていきたい」と決意を新たにした。
「唯一無二の選手」になるために掲げる目標は「平均球速160キロ以上」。さらに「変化球も一級品で、どんなボールでも抑えられるような投手になりたい」と思い描く。今年は中継ぎで平均154キロをマークしていたという。「素晴らしい環境で野球ができると思う。もっともっと体の使い方とか、筋肉量だったり筋出力が大きくなると思う。うまく条件が合わさった時に平均160キロっていうのが見えてくる。頑張れば到達できる範囲」と見据える。
スピードを求める理由がある。「自分を見てプロ野球選手になりたいなって思うような子どもたちが出てくるのが、自分の1つの人生の目標。ボールの質は球場で見てもわからない。わかりやすいのが球速」と考えるからだ。自身がプロ野球選手にあこがれたように、子どもたちにも夢を与える存在になる。
来年の春季キャンプは1軍スタートの可能性がある。白武スカウト統括部長からはキャンプ地の説明で「最初は宮崎で、そのあとは1軍は沖縄。多分行くと思うので」と伝えられた。即戦力として期待されていることを理解し、「自分も2、3年かけて戦力になるっていう風には考えてなくて、本当に1年目からフル稼働して活躍するっていう信念を持ってやっているので」と覚悟を示した。【保坂果那】
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。