(左から)『ホンダコライドン』『トヨタミライドン』 (C)2022 Pokemon. (C)1995-2022 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.(C)ORICON NewS inc. 日本自動車工業会(JAMA)が主催する「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」(一般公開10月31日〜11月9日)が29日、メディアに公開され、ポケットモンスターとトヨタ自動車、ホンダとコラボした“ミライモビリティ”『トヨタミライドン』『ホンダコライドン』が2台そろって初めて展示された。
【画像】再現率すごい…ゲーム上でのミライドン ドライブモード このモビリティは、10年後の未来を体験できるプログラム「Tokyo Future Tour 2035」に展示されたもの。『トヨタミライドン』は、2023年にトヨタ技術会の出した「ミライモビリティ」というテーマのもと、豊田市の小学生にアンケートを実施。そのなかの1枚のスケッチから着想を得て、トヨタ技術会の経験と技術、ポケモンの協力で作り上げたビデオゲーム『ポケットモンスター バイオレット』で出会うことができる伝説のポケモン「ミライドン」の形をしたもの。“大人の本気が子供の夢になる”というメッセージを込め、重さ、大きさともにほぼ実物大の形状再現を細部にまでこだわり実現している。
また『ホンダコライドン』は、『トヨタミライドン』の物づくりへの思いから感化されて、ホンダが経験と技術、株式会社ポケモンの協力で作り上げたビデオゲーム『ポケットモンスター スカーレット』で出会うことができる伝説のポケモン「コライドン」の形をしたミライモビリティ。2025年3月に初お目見えし、こちらも“ホンダの本気が子供の夢になる”というメッセージを込め、重さ、大きさともにほぼ実物大の形状再現を細部にまでこだわり実現している。
2台そろっての初めての展示に、株式会社ポケモンの金川夕希子氏は「今まではほんとにポケモンをご存じの方とか、ポケモン好きな方にしか見ていただく場を提供できなかったっていうのがありますので、こういったモビリティショーという場で(ポケモンファン以外の方に)お披露目ができるというのは、非常に弊社としてもうれしいことだなと思ってます」と喜びを語った。
2024年のトヨタ、25年にホンダという大企業とのコラボについては「(最初に企画した)トヨタさんについては(小学生の)たった1枚の絵を見て、たった6ヶ月で作ろうと思って、それを信じて全く疑わなかったそのトヨタさんの決断力と勇気と実行力、瞬発力が私たちにとっても非常にうれしくて。2年かかって2台できたっていうのは、非常に私たちにとっても、ホンダさんにとっても、トヨタさんにとっても、これからの1歩になれるといいなと思います」と伝えた。
また、今回の展示をはじめ、長きにわたって愛されているさまざまなコンテンツを発信している株式会社ポケモンだが、今後については「会社としてというよりは、担当ベースではやはり常に新しいことをやっていきたいですし、ポケモンとしてもそれが使命だと思っています。常に次を見ていきたいので、(今後も)ポケモンとしても新しいことはどんどんやっていきたいなと思ってます」と意気込んだ。
なお、今回展示された『トヨタミライドン』『ホンダコライドン』には、大人も子どもも乗車可能となっている。