バルセロナのジョアン・ラポルタ会長 [写真]=Getty Images ラ・リーガのバルセロナが、ペルーでの親善試合開催を計画しているようだ。28日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。
12月にマイアミで開催予定となっていたビジャレアルとの一戦が、スペインフットボール選手会(AFE)などの反発により中止となったバルセロナ。この試合で推定600万ユーロ(約10億4000万円)の収入を見込んでいた同クラブにとって、今回の計画頓挫は財政面で大きな損失となった。さらに、バルセロナは10月10日に予定されていたリビアでの親善試合(推定収益約500万ユーロ/約8億7000万円)も安全上の理由から辞退していたため、立て続けに莫大な収入を失う形となった。
そんななか、収益補填を目指すバルセロナに、ペルーでの親善試合開催のオファーが届いた模様。『ムンド・デポルティーボ』によれば、開催が実現した場合は700万〜800万ユーロ(約12〜14億円)の収益を見込めるとされ、マイアミやリビアでの試合中止によって失われた収益を補うには十分な金額になるという。
また、ジョアン・ラポルタ会長は27日、チームのキャプテン陣、ハンジ・フリック監督、スポーツディレクターを務めるデコ氏と会談を実施。財政的な理由からオファーを受諾する意向を伝えたと報じられている。なお、親善試合の開催日は、年内最後に行われるラ・リーガ第17節ビジャレアル戦にタイミングになる見通しだ。
現在バルセロナはAFEと連絡を取り合い、選手たちがクリスマス休暇前に労働可能な最終日を確認している段階とのこと。果たして、ペルーでの親善試合は実現するのだろうか。