【巨人】ドラフト6位指名の藤井健翔が岡本和真に「聞きたいことたくさん」渡米前の対面心待ち

1

2025年10月29日 12:54  日刊スポーツ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

「一念通天」を書かれたボードを持ちスイングする藤井

巨人にドラフト6位で指名された浦和学院(埼玉)の藤井健翔内野手(18)が29日、埼玉県内の同校で指名あいさつを受けた。


高校通算35本の実績、96キロの肉体から繰り出す160キロ超えのスイングスピードでの打撃に、付いた異名は「浦学のジャッジ」。大リーグ・ヤンキースのアーロン・ジャッジを被らせる声もある。


本人は「まだまだそこに見合うようなプレーもできていない。まだまだジャッジのような人柄にもなれてはない。正真正銘、ジャッジと言われる風に頑張っていきたい」と現在地を見つめるが、目下、理想像は巨人にいる。


今も岡山県の実家の部屋に飾ってあるのは、岡本和真内野手(29)の打撃の連続写真だ。「力強いスイングではあるんですけど、岡本さんはあんまりフルスイングしてるようには見えなくて。飛ばす能力にたけてると思うので、そういうところが参考にしたいところ」と毎日目に焼き付けてきた。


そのあこがれは、来季大リーグに挑む決断をした。ポスティング制度のため、獲得する球団次第ではあるが、すれ違いになりそう。「ファン目線で言ったらほんとにうれしい部分はあるんですけど、これからジャイアンツさんに入るところだったら、自分がずっと背中を追いかけたい選手だったので、一緒にプレーできなくて、複雑な気持ちはありますね」と気持ちを明かす。


ただ、チャンスがないわけではない。渡米前、球団のイベントなどで直接対面できる機会はありそうだ。「いつもどういうルーティンでバッティングをやるかだったり、すごい選手は自分の持ってるルーティンがあると思う。どうしてそこにいきついたかも聞きたい。たくさん聞きたいことだったり、見たいことはあります」。少ない時間になるが、しっかり質問を練り込んで、プロ人生の指針にしていきたい。


「ホームランのタイトルは取りたいとずっと思っている部分がある。最終的には日本を代表するスラッガーになりたい」。胸に抱く野望のためにも、まずは“岡本先生”に教えを仰ぐ。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定