走れば走るほど空気をきれいにするクルマ、マツダが披露 新燃料+CO2回収で「カーボンネガティブ」に

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2025年10月29日 13:41  ITmedia NEWS

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「MAZDA VISION X-COUPE」とマツダの毛籠勝弘社長

 マツダは10月30日、走れば走るほどCO2を減らすというクルマ「MAZDA VISION X-COUPE」を「Japan Mobility Show 2025」で披露した。2035年に向けた「ビジョンモデル」の一つとして開発した。


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 CO2を減らす仕組みは、微細藻類から作った新しいカーボンニュートラル燃料と、CO2を吸着する金属を使ってエンジンから排出されるCO2を回収する装置「Mazda Mobile Carbon Capture」の2つ。新燃料で従来に比べてCO2排出を90%減らし、さらに回収装置で20%キャッチするため、トータル−10%になるという。


 マツダの毛籠勝弘社長は「実用化すれば、走れば走ること地球がきれいになる。カーボンニュートラルを超えてカーボンネガティブに。そんな内燃機関の新しい未来をマツダは追求していく」と話す。


 モーターと、約600馬力のツーローター・ロータリーターボエンジンの両方を搭載した新しいシステム構成を採用。モーターのみで約160km、エンジン併用で約800kmの走行が可能になるという。


 毛籠社長は「地球環境を良くしていく道筋は電動化だけではない。電動化も進めているが、内燃機関にも環境に貢献する道筋がある」としている。



このニュースに関するつぶやき

  • >微細藻類から作った新しいカーボンニュートラル燃料   問題は件の代替燃料のコストだよなぁ。 オーランチオキトリウムも結局其の問題が解決出来ずに開発中止に追い込まれたし……。
    • イイネ!4
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