10月の消費者心理「持ち直し」=株高背景に判断引き上げ―内閣府
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2025年10月29日 17:02 時事通信社

内閣府が29日発表した10月の消費動向調査によると、消費者心理の明るさを示す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は前月比0.5ポイント上昇の35.8と、3カ月連続で改善した。基調判断は「持ち直している」と、前月の「持ち直しの動きがみられる」から上方修正した。物価高騰への警戒は根強いが、株高による資産価値の向上が消費者心理を下支えしているという。
指数を構成する、暮らし向き、収入の増え方、雇用環境、耐久消費財の買い時判断のいずれの指標も改善した。うち暮らし向きは1.1ポイント上昇し、内閣府は「背景には株価の上昇などがあると考えられる」(景気統計部)と指摘した。
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