元教授の医師、有罪確定へ=三重大病院汚職、上告棄却―最高裁
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2025年10月29日 17:31 時事通信社

三重大病院の薬剤・医療機器納入を巡る汚職事件で、第三者供賄と詐欺の罪に問われた臨床麻酔部元教授の医師、亀井政孝被告(59)の上告について、最高裁第1小法廷(安浪亮介裁判長)は棄却する決定をした。27日付。懲役2年6月、執行猶予4年などとした一、二審判決が確定する。
一、二審判決によると、亀井被告は2018年、小野薬品工業(大阪市)の薬剤使用量を増やす見返りに、同社から三重大に200万円寄付させた。19年には日本光電工業(東京都新宿区)に製品納入で便宜を図る謝礼として、同社取引業者から同被告が代表理事を務める一般社団法人に200万円を提供させるなどした。
被告側は一部無罪を主張したが、一審津地裁は23年1月、全ての起訴内容で有罪を認定。二審名古屋高裁も同年10月、一審判決を支持し、被告側控訴を棄却した。
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