
ワークマンには、ユニークな機能を持つバッグが豊富に展開されています。ここでは、「アーバンマルチストレージトート」(以下、ストレージトート)をレビューします。
外側のポケットに驚きの工夫があり、収納力が非常に優れているのが特徴。高見えするデザインですが、価格は1900円(税込、以下同)とリーズナブル。実際に使ってみたので、その感想をまとめます。
●正面の大きなポケットは、がばっと大きく開く
ワークマンのストレージトートは、正面に大きなポケットが2つ付いています。かなりボリューム感のあるポケットで、サイズもマチも大きめです。
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ポケット1つに、500mlの水筒や財布、スマートフォンが入りました。ファスナーで開閉をするため、中の荷物を守りながら持ち運ぶことが可能です。
ストレージトートの工夫は、このポケット部分に隠されています。よく見ると2つのポケットは、サイズやバッグへの取り付け方がそれぞれ異なっています。片方は、上部がファスナー開閉になっている一般的なファスナー付きポケット。そしてもう片方は、ファスナーがポケット上部から側面まで回り込んで下部まで通り、がばっと大きく開くようになっています。つまり、まるで本の表紙をめくるように、外側に生地がぱたんと開くのです。
開いたポケットの内側部分には、さらにたくさんのポケットが備わっています。メッシュポケットやペンポケット、そしてボタン付きのポケットもあります。一つ一つのポケットは小さめなので、小物を細かく整理して入れられます。
ストレージトートのポケットは外側に2つしかないように見えることもあり、個人的に「ワークマンにしてはポケットが少ないな」とも思ったのですが、この部分を開いて納得。ワークマン製品らしい機能性が備わっていました。
●13インチのノートパソコンも入る
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ストレージトートの本体サイズは約34(縦)×34(横)cm、容量は約10Lです。
バッグの内側にはファスナーポケットが1つあります。この中には鍵などの小物を入れることができますが、筆者はこのファスナーが開けにくく感じました。ファスナーに問題があるのではなく、バッグの裏地が動いてしまうからです。
裏地が本体に固定されておらず、写真のように裏地をまるっと外側に引っ張り出すことも可能なほどです。これは個人的に、使いにくさにつながる点だと思いました。
内側の広さについてですが、13インチのノートパソコンがぎりぎり入るので、通勤にも使用できそうです。取り外し可能なショルダーストラップが付いているので、自転車に乗りながらでも使うことができます。
●高見えするデザイン性もポイント
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店頭でストレージトートを見たとき、まずブランドものにも見えるような高見えするデザインに魅力を感じました。
生地の程よい光沢感や、クッション性を感じる柔らかな印象の見た目などが、高級感を演出しています。筆者は店舗で、この製品を手に取りながら店員さんと「おしゃれですよね」と話しました。筆者はグリーンの落ち着いたカラーが気に入り、購入しました。
●これで1900円はすごい! コスパのよいトートバッグと言えそう
普段使いバッグとしては、はっ水性も気になるところです。はっ水や防水性能については公式に言及されていないようなので明確には分かりませんが、試しに生地に水を垂らしてみたところ、水をはじくようでした。ちょっと雨が降っている日なら、特に気にせず使えると思います。
とはいえ防水ではなさそうなので、大雨のときには使用を控えた方がよさそうです。
ストレージトートの販売価格は、先述の通り1900円。カラー展開は、公式オンラインストアに製品ページがないようではっきり分かりませんが、グリーンやブラックがあるようでした。
筆者はワークマンプラスで購入しました。今後、公式オンラインストアのラインアップに加わるかもしれないので、定期的にチェックしてみてもよいかもしれません。
