
少女漫画雑誌『りぼん』が今年で創刊70周年を迎えました。これを記念して、3COINS(スリーコインズ)やアトレなど、さまざまなブランドや商業施設とのコラボ企画が実施され、大きな盛り上がりを見せています。かつて“りぼんっ子”だった皆さん、要チェックです!
今回紹介するコラボ対象の作品は、多くの“りぼんっ子”をとりこにした名作ぞろい! どの年代に連載されていた作品か、筆者なりにまとめてみました。
『りぼん』が創刊されたのは1955年。創刊当初は漫画だけではなく、写真を使った読み物やグラビア、ぬりえやクイズなど、さまざまな記事が掲載されていました。現在の漫画を中心とした誌面となったのは1960年代。“250万乙女”というキャッチフレーズの通り、読者である少女たちに愛され続け、1994年2月新春特大号は史上最大の発行部数255万部を記録しました。
今回のコラボ対象作品は、ちょうど雑誌の最盛期にあたる1990年代にヒットした作品を中心に選ばれていました。このころの読者は、現在の30〜50代。平成時代に少女期を過ごしたミレニアル世代の女性たちが、かつて親しんだコンテンツやカルチャーを懐かしみ、盛り上がりを見せています。
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今回のコラボで、かつての“りぼんっ子”たちが親しんでいた作品と再会し、その魅力を再発見する一方、SNSで同世代の仲間たちと情報を共有できることが、コラボの盛り上がりをさらに後押ししているようにも感じます。
筆者も現在40代で、90年代に『りぼん』を愛読していた世代です。インターネットがまだ一般的でなかった当時、『りぼん』は少し背伸びした恋愛を学べる雑誌であり、流行やファッションを知るための大切な情報源でもありました。そのため当時、夢中になって読んでいた作品やグッズを見かけると、懐かしさからつい手に取ってしまいます。
これまでに実施されているコラボを、いくつか紹介します!
3COINS
2025年9月には、3COINSと『りぼん』とのコラボが行われました。発売初日には事前抽選による入場制限が行われ、一部商品には販売個数制限がかけられるほどの人気ぶりでした。コラボしたのは『ときめきトゥナイト』『姫ちゃんのリボン』『ルナティック雑技団』『ちびまる子ちゃん』『ママレード・ボーイ』『ご近所物語』の6作品です。
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LeSportsac(レスポートサック)
LeSportsacとのコラボでは、『天使なんかじゃない』『GALS!』『ハニーレモンソーダ』3作品の原画を使用したオリジナルデザインのバッグやポーチが登場。
LEEマルシェ
LEEマルシェとのコラボでは、りぼんのマスコットキャラクター「りぼんちゃん」をあしらったアイテムや、HEMING'S(ヘミングス)やBAGGU(バグゥ)、TRESSE(トレス)と『ときめきトゥナイト』の別注アイテムが販売されています。
アトレ
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「アトレ」各店舗ではコラボイベントが開催中。フォトスポットの設置やオリジナルグッズの販売、スタンプラリーなどが行われています。実施は2025年11月13日までです。
ここでは、筆者が実際に購入した3COINS×『りぼん』のコラボアイテムをご紹介します。
情報を知ったのはSNSの投稿。発売日に店舗を訪れられないためオンラインで購入しましたが、このときは人気を甘く見ていたため、発売翌日の9月7日にアクセスした時点では、すでに一部商品が品切れとなっていました……!
とくに『ちびまる子ちゃん』や、コラボ自体がレアでいまだにサブカル的人気を誇る『ルナティック雑技団』のグッズは在庫が少なくなっていました。それでも、購入できた数点を紹介します。
まずは『ときめきトゥナイト』のペーパーファイル。かつて、『りぼん』のふろくとして登場したノートの絵柄が使用されています。カフェテリアのようなストーリー性のあるデザインがかわいいですね。
『りぼん』にはふろくのためだけに描き下ろされたイラストが多々あり、単行本未収録のレアな絵柄も見どころです。元となったふろくのノート(復刻版)も「ときめきトゥナイト展」で購入しました。
次にケースが本型になっている「BOOK型メモセット」。箱の絵柄は『ときめきトゥナイト』1巻の表紙となったイラストです。裏は“りぼんマスコットコミックス”を思わせるデザインとなっています。
『ときめきトゥナイト』缶入りステッカーには、かわいい缶に作品の名場面がピックアップされたシールが入っています。
『姫ちゃんのリボン』のストックBAGは、3デザイン×各6枚の仕様で、繊細な絵柄がきれいに表現されています。
『ちびまる子ちゃん』の缶ペンケースには、当時のふろくだったレターセットの絵柄が使用されています。筆者もレターセットを持っていたのを思い出し、「懐かしい!」と即購入しました。
『りぼん』との多彩なコラボ企画は、毎月の発売日を楽しみにしていた少女時代を思い出させ、懐かしく、切ない気持ちに浸らせてくれました。今後も新たなコラボが登場するのか、引き続き注目したいところです!
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