
<日本シリーズ:阪神2−3ソフトバンク>◇第4戦◇29日◇甲子園
阪神大山悠輔内野手(30)は試合終了直後、次戦へのファイティングポーズを強調した。日本シリーズ第4戦は1点差まで追い上げながらの惜敗。ソフトバンクに日本一王手をかけられ、「もう明日なので。負けたら終わりですし。明日のためにしっかりやりたいと思います」と力を込めた。
長いトンネルを抜けた。1点を追う2回1死走者なし。ソフトバンク右腕・大津の外寄りフォークを振り抜き、しぶとく三遊間を破った。今秋の日本シリーズ13打席目での初安打。打球が左翼へ転がる間、甲子園の大半を埋め尽くした虎党から割れんばかりの大歓声が響き渡った。ただ、3点を追う6回1死二塁では相手の好守に阻まれた。1ボール2ストライクから痛烈なライナーを三遊間に放ったが、遊撃手・野村勇にダイビングキャッチされて思わず天を仰いだ。
8回は2点差に迫ってなおも1死一、三塁、詰まりながらも一、二塁間に二ゴロを転がして今シリーズ初打点もマークした。前日28日の第3戦終了後に「流れを全て止めてしまっている。なんとかしないといけないし、するしかない」と巻き返しを誓っていた主砲。まだ挽回の機会は残されている。【佐井陽介】
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。