
式典が終わり、校庭で子どもたちが同じ幼稚園出身のママ友たちと写真を撮っていると、後ろから声をかけられました。見知らぬ女性でした。
少し圧のある言い方をされて驚きました。一緒にいたママ友たちは状況を察したのか、その場をそっと離れてくれました。
「ショックだなあ。一時は毎日深く関わっていたのに」と語る相手の様子に、私は苛立ちを覚えました。嫌味に聞こえたので、少し強い調子で問い返すと、相手はすぐに表情を変えました。

アキと私は同じ小学校に通っていました。小学校高学年の頃は同じクラスで、アキがクラスで孤立していたことを思い出します。

気まずい空気のなか、私は話を切り上げようとしました。すると、アキは突然、過去の出来事を持ち出してきました。かつて私がアキをいじめたときに、「いじめられる側にも原因がある」と言ったことを覚えているか、と尋ねられたのです。
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どう返していいかわからず黙っていると、アキは「6年間どうぞよろしく」とだけ言い残して、その場を去っていきました。
動揺しながらも、他のママ友の前では何とか笑顔を作りました。

晴れやかな気持ちで迎えた娘の入学式でしたが、かつての同級生アキと再会したことで気分が一気に落ち込みました。いじめは過去のことなのに、アキが私の娘まで巻き込むようなことを言ったので、不安でたまりません。アキの脅しともとれる言葉が、頭から離れないのです。
これから6年間、アキとは避けられない関係になると思うと、不安と憂鬱で落ち着きません。私から何かアクションを起こした方がいいのでしょうか。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・チル 編集・横内みか
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