イタリアの空き家活用モデルで協定=長崎県平戸市とガイア
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2025年10月30日 10:31 時事通信社

空き家や空き別荘などを活用し、地域一体をホテルとみなすイタリア発祥の理念「アルベルゴ・ディフーゾ」に基づくまちづくりを進めるため、長崎県平戸市と、リゾートを手掛けるガイア(宮城県白石市)が29日、連携協定を結んだ。今後、国内の旅行商談会などで共同プロモーションを展開する。
平戸市は今年、提唱者ジャン・カルロ・ダッラーラ氏が会長を務める国際団体から「アルベルゴ・ディフーゾ・タウン」の認証を受けた。ガイアは宮城県の蔵王山水苑エリアで観光・福祉・農業を融合した「蔵王福祉の森構想」を推進。広域型の「アルベルゴ・ディフーゾ」のモデルとして認証を受け、同エリアでの2024年の延べ宿泊者数は8万人を突破した。
黒田成彦市長は「アルベルゴ・ディフーゾをキーワードにしたまちづくりを進めたい」と意欲を語り、ガイアの相沢国弘社長は「山(蔵王山水苑エリア)の次は、海のアルベルゴ・ディフーゾとして平戸を紹介し、誘客につなげたい」と述べた。
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