 レストラン列車で提供されるフレンチ料理=31日、三重県四日市市
レストラン列車で提供されるフレンチ料理=31日、三重県四日市市 近畿日本鉄道は31日、車内でフレンチ料理が楽しめるレストラン列車「Les Saveurs 志摩(レ・サヴール・しま)」を2026年秋に運行開始すると発表した。近鉄名古屋駅から賢島駅まで週6日、1日1往復する。
        
    
         志摩観光ホテルの樋口宏江総料理長が監修した本格的なコース料理では、伊勢エビや熊野地鶏といった食材を活用した本格的な料理が、三重県の焼き物「萬古焼」の飾り皿などで提供される。同県産の食材を手軽に楽しめる「フレンチ膳」も用意され、2種類から選べる。
        
    
         全50席で、1人、2人、4人席がある。改装費は約7億5000万円で、革張りの椅子や間接照明、パウダールームなどを配置し、特別感のあるデザインに仕上げるという。記者会見した原恭社長は「車内で食事を楽しんでいただくことがメイン。(始発駅の)名古屋からが目的地になる観光列車だ」と話す。