『鬼滅の刃』石田彰、父&慶蔵&恋雪とのシーン 自然と和らいだ声音

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2025年10月31日 17:25  オリコンニュース

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『劇場版「鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来』場面カット(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が全国で絶賛公開中。上弦の参・猗窩座の声を演じる石田彰を取材し、猗窩座の人間時代となる狛治の物語について聞いた。

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■慶蔵と恋雪との触れ合い─声音は「自然に」

――過去編を演じる上で“気付き”や“描かれる意味”のほかに意識されたことはありますか。

石田:猗窩座のようなただ単純に強さを求めるものの、“戦い”ではない、人間・狛治としてのバックグラウンドが分かるようなお話。そこをベースにして、その時々で狛治が何を思っているのか、何を基準に物事を考えているのか、みたいなところをちゃんと汲んであげれば、狛治として表現ができるだろうと思っていました。

――声音が少し穏やかになっていたと感じたのですが、意識されていたのでしょうか。

石田:物語の構造上そうなるのは必然というか、そこが狙いとしてやられているんだろうなというのは理解していました。その時々のシチュエーションで、狛治の気持ちっていうのを汲んであげた結果そうなるっていうのは、自分の中でも狙いというほどの狙いでもなく、自然にそうなるものでしたね。

■際立つ無惨の無慈悲さ

――アフレコで印象に残っていることを教えてください。

石田:本当に大事なシーンなので、ちゃんときめ細かく録っていただいて。収録のときはすごい当たり前のこととして受け取っていたんですけれども、完成した映像を見たときに改めて、恋雪(CV.Lynn)の儚さの説得力。この人は守ってあげなきゃいけない人だ。どんなに荒んだ心を持っていても、この人は守ってあげるべき人なんだって思わせる、説得力のあるキャラクターだなと思いました。

――これまでも鬼舞辻無惨(CV.関俊彦)とのシーンはテレビシリーズでも描かれたことはありましたが、無惨はどんな印象ですか。

石田:無惨は冷たい人ですよね。テレビシリーズの中では、「あなたの計画のためにこれだけのことをやっています」と伝えたら、「たったそれだけしかできてないのに、『なんかやりましたよ』的な顔してんだお前は」と言われて、本当に救いがないというか、でもそれこそが無惨ですよね。猗窩座にとって無慈悲な人に見えれば見えるほど、無惨としては”正解”でひどいと思わせること自体が狙いなのだろうなと思っています。

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