渋谷ハロウィン2025、本降りの雨にも関わらず街中は大混雑 仮装をしている人はごく僅か

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2025年10月31日 19:21  Fashionsnap.com

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 10月31日の今日、ハロウィンを迎えた渋谷の街は本降りの雨模様にも関わらず、多くの来街者によって駅前を中心ににぎわいを見せている。

 世界的には子供向けのイベントとされるハロウィンだが、日本では大人が仮装をして繁華街に集まる独自の文化が生まれ、特に渋谷エリアの活況は海外の観光客にも広く認知されている。いわゆる「渋谷ハロウィン」は、交通整備を要するほどの巨大イベントに成長した一方で、参加者の増大によるトラブルは増加。路上飲酒やゴミの放置、一般店舗での着替えといった迷惑行為が多発し、批判の声が高まった。2018年には、群衆の一部が暴徒化して軽トラックを横転させた事件を始め、痴漢や暴行といった刑事事件が多数発生して社会問題へと発展。渋谷区は翌2019年、約1億円の予算を投入し規制に乗り出し、2023年には「渋谷は、ハロウィーンをお休みします」という異例の呼びかけを行った。夜間の路上飲酒を条例で禁止するなどの対策が奏功し、近年は来街者が大幅に減少している。
 今年度のハロウィンを前に、渋谷区は様々な対策を発表。10月31日の午後6時から翌朝5時までの間、渋谷駅周辺の58店舗に対し酒類販売の自粛を要請し、喫煙所を閉鎖している。また、雑踏対策として警備員125人と区職員90人を動員しているほか、ハチ公像周辺の閉鎖や、電動キックボードシェアサービス「LUUP」の渋谷駅周辺ポートの封鎖を実施。インバウンド対策として、英語、中国語、韓国語を併記したポスターを作成し、多言語での注意喚起を強化している。
 ハロウィン当日、現在の渋谷は雨模様ながら歩行が困難なほどの人出に。「禁止だよ!迷惑ハロウィーン」の横断幕を掲出している駅前は、車両の通行を禁止するなど警察による交通規制が行われている。ただ、19時時点で仮装をしている人はごく僅か。編集部が確認できたのは、漫画ワンピースの「ドフラミンゴ」風の衣装で、サンリオの人気キャラクター「ハンギョドン」のバッグを背負った男性のみだった。


 駅周辺を離れ、センター街の方に足を運ぶと通行人はやや減少。現時点では路上飲酒などの迷惑行為は見られなかった。「IKEA渋谷店」をはじめ、営業時間の短縮や臨時休業を実施している店も散見。本降りの雨も相まって閑散とした雰囲気となっている。


【写真で見る】過去の渋谷ハロウィン

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