
日本ハム清宮幸太郎内野手(26)は、もっと味も打撃も分かる男になる。10月31日、エスコンフィールドで始まった秋季キャンプに参加。キャンプイン前夜は同学年の北山がごちそうしてくれたフランス料理のフルコースを堪能。シーズン中に交わした約束を果たしてくれた右腕を来季もたくさん援護すべく、キャンプ初日は種類も形も違う複数のバットを使って練習した。舌も技術も超一流を目指して秋の鍛錬が始まった。
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清宮幸は北山と誓い合っていた。「これを分かる男になりたいよね」。キャンプイン前夜に一緒に楽しんだフレンチディナー。最高級のコース料理をワインとともに堪能した。「ちょっとキムタクになっちゃったっす。上、向いちゃいました(笑い)」。2人ともドラマ「グランメゾン東京」を見ていたこともあって思わず主演の木村拓哉になりきるほど、今までにないほど舌鼓を打った夜だった。
これは男の約束だった。北山が先発した9月25日西武戦で「ホームランを打ったら北山がご飯をご馳走してくれると言っていたので打てました」と清宮幸は今井からプロ初の逆方向弾。「絶対においしいものを食べます」と宣言していたとおり、自ら気になっていたお店を選び、予約したという。「あんな高いのって、ちょっとびっくりしましたけど(笑い)。でも、その分もっと北山に貢献したいです」と打って“お返し”をするつもりだ。
そのためにも自身のレベルアップは欠かせない。この日は金属バットや木製でも長さ、重さ、細さ、形状も違う5〜6本のバットを使用して打撃練習を行った。「遊びです」と前置きした上で、意図としては「いろんなバットを振って、いろんな感覚が体に入ればいいなって」と説明した。
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それぞれのバットによってスイング自体も変わってくるだけに「小手先だけじゃ振れない」とブレない技術、感覚を追究するつもりだ。「みんなこのオフをどう過ごすか。この3カ月がむちゃくちゃ大事。なんか全然オフじゃねぇっす。でも、これが愉しいんで」と、より“打撃が分かる男”にも進化する。【木下大輔】
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