GT300クラスのポールポジションを獲得した61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝) 2025スーパーGT第8戦もてぎ 11月1日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで、2025年スーパーGT第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』の予選が行われ、前戦オートポリスで予選でのエンジントラブルに泣いた61号車SUBARU BRZ R&D SPORTが、雪辱を果たすGT300ポールポジションを獲得。予選後、ドライバーの井口卓人と山内英輝がの記者会見に臨み、現在の心境や決勝への意気込みなどを語った。
■井口卓人 Q1担当タイム:1分46秒048(1番手)
――いまのお気持ちをお聞かせください。
「公式練習からすごく調子良かったですし、その流れが予選でも続いてくれて本当に良かったです」
「僕たちふたりとも、耳など体中のセンサーがすごく研ぎ澄まされていて、エンジンが壊れないかずっとドキドキしながら走っているのですけど、今日はなんとか最後まで保ってくれました。本当にオートポリスから気持ちの浮き沈みが大きいのですけど、今回こういうかたちで山内選手も最多ポールポジション記録を更新できましたし、『EJ20』のラストランでポールポジションということで、(名機の最後に)花を添えられてよかったなと思います」
――山内選手の驚速タイムを見たときの表情が印象的でした。
「『やっちゃったな!』という感じでしたね。もう、速すぎて」
「最終戦でチャンピオン争いがあるなかで、死ぬほど速いタイムを出してきたので、そういう意味で『やっちゃった』という笑顔でした」
――明日の決勝に向けて意気込みをお願いします。
「チームもこのEJ20を十数年使ってきているなかで、本当にすごい頑張ってくれたと思います。(その努力に応えるためにも)僕たちドライバーは最後までアクセルを踏み抜きたいと思ってます」
「ファンの皆さんにEJ20のエンジンサウンドを堪能していただけるように、精一杯頑張ります」
■山内英輝 Q2担当タイム:1分45秒192(ポールポジション)
――いまのお気持ちをお聞かせください。
「本当に『EJ20』での最後の予選で、こうやってポールポジションを獲れたのは非常にうれしく思います」
「個人的な話になりますが、たぶん1週間以内に妻が第二子を出産するので、そのタイミングでこうしてポールを獲れたことも、僕にとってはすごくうれしいです」
――明日の決勝に向けて意気込みをお願いします。
「今朝の公式練習から本当にクルマも、ダンロップタイヤもすごく良いパフォーマンスで走れていますので、この流れで、EJのラストランを素晴らしい結果で終われるようにしたいです」
「明日はどういうレースになるか分からないですけど、『EJのエンジン、いいじぇ〜(いいぜ〜)』と言えるように頑張りたいと思います」
[オートスポーツweb 2025年11月01日]