【フィギュア】結成1季目“いくこう”首位発進「どんどん楽しんで」24年全日本選手権2位相当

1

2025年11月02日 00:18  日刊スポーツ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

リズムダンスで演技する櫛田(左)、島田組(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:全日本選手権予選会>◇1日◇第1日◇滋賀・木下カンセーアイスアリーナ◇アイスダンス・リズムダンス(RD)



ともにシングルで国際大会出場経験を持ち、アイスダンスで新カップルを結成した愛称“いくこう”の櫛田育良(18=木下アカデミー)島田高志郎(24=木下グループ)組が首位発進した。


競技会2戦目で67・19点を記録。単純比較はできないが、24年全日本選手権の2位に相当する。終盤のコレオグラフィック・リズムシークエンスなどで見せ場をつくり、島田は「『最後は本当にはじけて!』とキャシー(・リード・コーチ)から言われていましたし、他の部分は落ち着いていくことが目標でした。しっかりと反省会をしたいと思います」。櫛田は「最初は少し硬かった部分もあったんですけど、最後にいくにつれて、どんどん楽しんで滑ることができて良かったです」とかみしめた。


2日のフリーダンス(FD)を経て最上位となり、最低技術点で85点に達すれば、国際大会のゴールデンスピン(12月3〜6日、クロアチア・ザグレブ)の派遣を勝ち取ることができる。ゴールデンスピンに出場となれば、26年2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)団体戦代表にも望みを残すことができる。


RDでは技術点38・71点で、残り46・29点。櫛田が「五輪のチャンスがあったら、やっぱり狙いたいんですけど、それよりは…」と切り出し、島田が「当初掲げていた4大陸選手権というところに、ゴールデンスピンの派遣が必要になってくるので、目の前の1つ1つのステップを見据えています」とかぶせた。成長著しい2人が、滋賀から世界へと飛びだす。【松本航】

    ニュース設定