
単独インタビュー<3>
阪神、プロ野球を思うからこその愛あるゲキだ。阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)が1日までに日刊スポーツなどの取材に応じ、ざっくばらんに「岡田節」で語り尽くした。今季12球団トップ40本塁打を放つ活躍を見せた佐藤輝明内野手(26)を始め、今季の選手たちに言及した。【構成=磯綾乃】
◇ ◇ ◇
−佐藤輝は数字を残した
「そら別に能力はあるんやから。佐藤なんか打てへんて言うてへん。能力があるのにやらへんから今までがそんな数字やったって言うてるやんか。おーん。それだけやんか」
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−守備で不安がなくなったことで打撃にも好影響が
「守備で不安って、俺はやっと5年間で、ノックの数が合うてきたなと思ってるけど。ノック受けたらみんなうまなるやんか。やっとこの3年間ぐらいでなあ、本数もやっと受けて、ほな上手なったやんか。そりゃノック受けたら、うまなるいうことやんか。それだけのことやんか」
−足腰も鍛えられて
「(元阪神監督の)吉田義男さんもよう言うとった。『ノック受け、ノック受け』って言うとった、いつもバックネット裏で。『ノック受けんと、足腰弱るんや』言うて。やっと普通になってきたということやんか。これくらいの数字、普通にやったら残せるんちゃう、俺そう思うで」
−佐藤輝の野球への姿勢は
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「いやあ、まだなってない、おーん。(そもそも)打つ打たないなんかね、大体分かるやんか。力のないやつは打たれへんねん。それだけのことやんか」
−森下も打点と本塁打が増えた
「そりゃな、徐々に慣れてったらホームラン増えるよ、うん。プロ野球選手やからな、だんだん徐々に慣れてくるやんか。1年目余裕なかったけど、だんだん2年3年たってきたらそりゃ増えるの、当たり前のことやんか」
−坂本の存在は大きかった
「今(カウント)3−2でインコース真っすぐ要求するの坂本くらいや。そこに投げ切れるピッチャーがいてるからな。勝ち方もみんな分かったし、でも去年、こんなことしたら負けるってのも分かったやないか。やられた反省もあるから、今年あないしてインコース真っすぐ攻められるわけやん。だからそれは自分の経験やな。一昨年梅野がケガして、8月の半ば以降坂本が自分で(マスクを)被るようになったら、やっぱり自分でやりがいもできたやろし、こういう攻め方したら抑えられるのも覚えたし、こんなことしたらやられるということも覚えた。みんな勝ちたいからやっぱり抑える方法選ぶよな。やられたこと繰り返せんやん。そんなことしたら成長せんやん。そういうことやん」」
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