写真 ラ・リーガ第11節が1日に行われ、レアル・ソシエダとアスレティック・ビルバオによる“バスク・ダービー”が行われた。
戦列を離れていたレアル・ソシエダのMF久保建英が久々に招集メンバー入りを果たした一戦は、立ち上がりから強度の高いぶつかり合いが繰り広げられる展開に。そんな中で先手を奪ったのはホームのレアル・ソシエダ。38分、左サイドからアンデル・バレネチェアが折り返したボールをボックス左のミケル・オヤルサバルがヒザ先に当ててコースを変えると、ニアサイドに走り込んだブライス・メンデスが右足でシュート。一度はGKウナイ・シモンに阻まれるも、こぼれたボールをメンデスが押し込んで先制した。
しかし直後の42分、今度はアスレティック・ビルバオにゴールが生まれる。素早いリスタートからボックス右に侵入したアンドニ・ゴロサベルが残したボールをゴルカ・グルセタが蹴り込み、ビルバオが試合を振り出しに戻す。前半はそのまま終了となるが、後半開始早々の47分にレアル・ソシエダがゴンサロ・ゲデスの抜け出しからネットを揺らし、再び一歩前へ。
レアル・ソシエダは63分、ベンチ入りした久保を投入。その久保が右サイドで攻撃を牽引すると、67分には久保がミドルシュートのこぼれ球を拾ってアルセン・ザハリャンのゴールをお膳立て。しかし、遡ったプレーでオフサイドをとられてノーゴールに。その後もレアル・ソシエダが主導権を握っていたが、79分にセットプレーの流れからゴール前にこぼれたボールをロベルト・ナバーロが蹴り込み、ビルバオが終盤に2−2とした。
試合はこのまま終了となるかと思われたが、後半アディショナルタイムに得たCKの流れから最後はジョン・ゴロチャテギが至近距離から豪快なシュートを突き刺し、ソシエダが3−2で勝利。下部組織出身の期待の若手がチームに重要な勝ち点3をもたらし、今季初の連勝を飾った。
【スコア】
レアル・ソシエダ 3−2 アスレティック・ビルバオ
【得点者】
1−0 38分 ブライス・メンデス(レアル・ソシエダ)
1−1 42分 ゴルカ・グルセタ(アスレティック・ビルバオ)
2−1 47分 ゴンサロ・ゲデス(レアル・ソシエダ)
2−2 79分 ロベルト・ナバーロ(アスレティック・ビルバオ)
3−2 90+2分 ジョン・ゴロチャテギ(レアル・ソシエダ)