デモランしたホンダHRC・プレリュードGT 2025スーパーGT第8戦もてぎ 11月2日、スーパーGT第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』が開催されている栃木県のモビリティリゾートもてぎで、ホンダ/HRCがレースに先立ち2026年からGT500クラスに投入する予定の新型マシン、ホンダHRCプレリュードGTのデモランを行った。ファンの眼前に登場するのは初めてのことだ。
ホンダは2024年からスーパーGT GT500クラスの参戦ベース車両として、シビック・タイプRを使用してきたが、2026年からベース車両を9月に発売が始まった6代目となるBF1型のプレリュードに変更することを発表していた。
9月29日にスポーツランドSUGOでメディアに向けてお披露目されたプレリュードGTのプロトタイプだが、シビック・タイプR-GTのラストレースとなる第8戦もてぎの決勝に先立つ11月2日の10時15分から、牧野任祐の手によりファンの眼前でデモランを行った。なおこの走行に先立ち、HRCからは車両名称が正式に『ホンダHRCプレリュードGT』になることが発表されている。
SUGOで行われたお披露目の際には、カーボンブラックにカーナンバー99、モービル1、ホンダ/HRC、『Prelude-GT』のロゴがつけられていただけだったプレリュードGTだが、このもてぎでは、シビック・タイプR-GTのお披露目時にも使用されたボンネットのホワイトのライン、大きなHRCのロゴが入るテストカラーとなり、より精悍な印象となった。
多くのホンダ関係者も見守るなか牧野の手により、プレリュードGTはもてぎを約2周。その新たな勇姿をファンに見せつけている。「今回、プレリュードGTを皆さんの前でお披露目することができて本当に嬉しく思います。ホンダとしてはNSX-GTからシビック・タイプR-GTとなり、来年からプレリュードGTとなりますが、引き続き応援していただけると嬉しいです」とデモランを終えた牧野は語った。
「ホンダのDNAとしてコーナリングマシンを極めていると思いますので、それを極める良いクルマになればと思っています」
この後、プレリュードGTは場内で展示も行われる。
[オートスポーツweb 2025年11月02日]