JR松本駅にIoTスマートゴミ箱「SmaGO」設置。観光客の増加にともなうゴミ回収効率化と駅構内の美化目指す フォーステックは10月21日に、東日本旅客鉄道(JR東日本)と連携して、JR松本駅(長野県松本市)構内に環境配慮型IoTスマートゴミ箱「SmaGO(スマゴ)」を、5カ所・計10台設置した。
その他の画像はこちら●ゴミ回収業務の効率化と駅構内の美化を目指す
JR松本駅は特急「あずさ」「しなの」が停車し、松本城や上高地などへ向かう観光拠点として、1日に約3万名の人々が利用する。近年の観光客増加にともなって駅構内のゴミが増加しており、回収回数や清掃員の作業負担が増加するとともに人手不足も課題となっていた。
今回のJR松本駅への「SmaGO」設置は、鉄道会社としては初の取り組みとなり、ゴミ回収業務の効率化と駅構内の美化を目指して行われている。
本体の正面と側面には、JR東日本のコーポレートカラーである「緑×白」を採用するとともに、背面には特急あずさや松本城、上高地といった、松本を象徴する風景写真をあしらった。JR松本駅を訪れる人に、「信州らしさ」を感じてもらえるビジュアルを採用することで、ゴミ箱から「地域と鉄道が連携したサステナブルなまちづくり」を発信していく。
「SmaGO」は、フォーステックが地球環境に配慮して設計したIoTスマートゴミ箱。太陽光によって稼働してゴミを約5分の1に自動圧縮し、蓄積したゴミの量を通信機能で通知する仕組みを備えているため、ゴミ回収業務を大幅に効率化できる。
なお、JR松本駅への「SmaGO」は、観光庁が推進する「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」に採択されたことによって、今回の実施に至った。