
■MLB ワールドシリーズ第7戦 ブルージェイズ4−5ドジャース(日本時間2日 トロント、ロジャース・センター)
ドジャースが球団史上初のワールドシリーズ(WS)連覇を達成。ナインが世界一の歓喜に沸く中、同シリーズのMVPが発表され、第2戦・第6戦で先発し、第7戦では“中0日”で好リリーフの山本由伸(27)が獲得した。
日本人選手がワールドシリーズMVPに輝いたのは、2009年の松井秀喜氏(ヤンキース)以来、史上2人目の快挙。山本はWS登板3戦で3勝を挙げ、チームの連覇に大きく貢献した。
「ヨシノブ・ヤマモト」の名前がコールされると、大谷翔平(31)、佐々木朗希(23)らド軍ナインらに温かい祝福を受けた山本。インタビューでは「最高です。できることは全部できた。このチームで優勝できて嬉しく思います」と語り、達成感あふれる表情で感謝の言葉を口にした。
山本はWS第2戦(26日)で9回1失点の快投をみせ、ブルワーズとの優勝決定シリーズ第2戦(15日)から2戦連続の完投。日本人初のワールドシリーズ完投勝利を達成し、負ければ終わりの前日の第6戦では、6回(96球)1失点の力投でチームの勝利に導いた。第7戦でも前日の疲労がある中、9回途中から登板し延長11回までを無失点に抑え、気迫の投球をみせた。ドジャースは延長の死闘を制しWS連覇、山本は逆転Vの立役者となった。
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