道内の今週の気温は平年並みか高め 来週は平年並みか低め 9日の雨で季節が少し進む

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2025年11月02日 16:52  日本気象協会

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日本気象協会

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昨日1日(土)は全道的に大雨となった道内ですが、この先8日(土)頃まで大雨などの心配はなさそうです。気温も、明日3日(月・祝)は平年より低いものの、4日(火)からは平年並みか高めで、肌寒さも解消する見込みです。9日(日)からの雨の後の気温は平年並みか低めで、札幌の最高気温が平年でも10℃を下回る時期のため、寒く感じられる日が多くなってきそうです。

昨日1日(土)は11月としては記録的な大雨に 暴風も

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昨日1日(土)は低気圧が発達しながら通過した影響で全道的に大雨や暴風となりました。昨日一日で最も降水量が多かったのは根室地方の標津町糸櫛別で136.5ミリでした。その他、紋別の81.0ミリなど、標津町糸櫛別を含む50地点のアメダスで11月の統計史上最も多い日降水量を更新しました。

また、風も強く、最大瞬間風速は日高地方のえりも岬で49.1メートル、十勝地方の池田で30.2メートル、上士幌で29.6メートルと、統計史上年間を通して最も強い暴風となり、最大風速でも十勝地方の音更町駒場で19.1メートル、上士幌で17.3メートル、大樹で16.5メートル、網走地方の美幌では14.6メートルと、1977年からの統計史上、年間を通して最も強い風となりました。

明日3日(月・祝)はすっきりしない天気 4日(火)から8日(土)までは目立った天気の崩れはない 9日(日)は雨風の強まる可能性も

明日3日(月・祝)は東北地方を通過する低気圧から気圧の谷がのびて、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、大気の状態が不安定となるでしょう。道南方面では今日2日(日)の夜遅くから明日明け方にかけて雨で、雷や突風を伴う恐れがあります。落雷や竜巻などの激しい突風などに注意が必要です。日中は晴れ間が戻るでしょう。その他も広く晴れ間がありますが、午前は雨の降ることもありそうです。道央は日中にかけても晴れ間があったり時折雨がぱらつくなど変わりやすい天気となる見込みです。気温も平年より低く、日中でも肌寒く感じられるでしょう。

4日(火)から8日(土)にかけては晴れ間のある日が多く、目立った天気の崩れもない見込みです。気温も平年並みか高めで、肌寒さも解消しそうです。道南方面や札幌などでは15℃くらいまで上がるでしょう。

9日(日)は道内広く雨となる見込みです。昨日のような大雨とはならない見込みですが、低気圧の発達が現在の予想より強まったりすると雨や風も強まる可能性があるため、最新の気象情報に注意して下さい。

10日(月)からは平年並みか低めの気温 日中でも寒く感じる日が多そう

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9日(日)から10日(月)にかけての雨の後、少しだけ季節が進みそうです。気温は平年並みか低めとなる見込みです。札幌でも10℃に届かない日が多くなり、天気が崩れると道北などでは降るものは湿った雪が中心となるでしょう。峠や山間部を中心に雪が積もりやすくなるため、路面状況の変化に注意が必要です。

暦の上では7日(金)には立冬で、いよいよ季節は冬に突入します。来週の空気からは冬の到来を感じられるでしょう。

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