OPEC=石油輸出国機構とロシアなどの産油国で構成するOPECプラスの有志8か国は、12月の原油の生産量を1日あたり13万7000バレル増やすと発表しました。2026年の第1四半期は季節性を考慮し、増産を一時停止します。
OPECプラスのうちサウジアラビアやロシアなどの有志8か国は2日、オンラインで会合を開き、12月の原油の生産量を1日あたり13万7000バレル増やすと明らかにしました。10月と11月に決定した小幅な増産ペースを維持することになります。
また、2026年1月から3月は、増産を一時停止することで決定しました。季節性を考慮したとしていますが、供給過剰への懸念が高まっていることや、アメリカによるロシアの石油会社2社への制裁といった原油価格に与える影響を見極める狙いもありそうです。
