
米空軍は10月31日(現地時間)、米軍需企業Anduril Industriesが開発した試作無人機「YFQ-44A」(開発名称「Fury」)が飛行テストを開始したと発表した。同社創業者のパルマー・ラッキー氏はXで「Anduril、米空軍、そして米国にとっての大きな節目だ。世界初の自律型戦闘機が、戦術、技術、道徳の新たなフロンティアを開く」とコメントした。
Andurilは、この試作機を米空軍の協調戦闘航空機(CCA)プログラムの進展を示すマイルストーンだとしている。CCAプログラムの目標は、有人戦闘機と並んで飛行するように設計された、モジュール式で手頃な価格の、無人航空機を大量に配備することにある。無人航空機には、戦闘作戦におけるリーチ、柔軟性、致死性を拡大し、ヒューマン・マシン・チーミングを通じて人間の兵士のパフォーマンスを最適化する役割を担うことが期待されている。
飛行テストでは、飛行適合性、飛行自律性、ミッションシステムの統合が評価されており、テストの目的は、脅威に先んじるペースと規模で戦闘能力を提供するためのハードデータを得ることとしている。
Anduril社は、自社の自律航空システムが、コマンド&コントロールとミッション自律性を提供するAI採用のプラットフォーム「Lattice」によってタスク化され、接続され、制御されると説明している。
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CCAプログラムでは現在、Anduril Industriesと米General Atomicsが量産代表試作機を開発するために選定されている。最初の量産決定は2026会計年度に見込まれており、これにより戦闘力の迅速な移行とシームレスな運用が可能になるとされている。
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