【フィギュア】15歳上薗恋奈が笑顔「また頑張れる活力になる」自信につながる西日本８位

＜フィギュアスケート：西日本選手権＞◇3日◇最終日◇滋賀・木下カンセーアイスアリーナ◇ジュニア女子フリー

23年全日本選手権4位の上薗恋奈（15＝神戸クラブ）が、復調へのきっかけをつかんだ。

ショートプログラム（SP）6位で迎えたフリーは9位の102・76点。合計160・74点で8位となった。

前日2日のSPはジャンプ3本を全て着氷し、この日も冒頭のルッツ−トーループの連続3回転を成功。3回転フリップで転倒、1回転に抜けるミスがあったが「ショートとフリーで3（回転）3（回転）を決められたのは、すごく自信につながりますし、また頑張れる活力にもなる。自信を持って、あとは全て締められるように、強気で降りられるように頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。

13歳だった2季前に大躍進し、大きな注目を集めた。これまでの愛知から今季は神戸に拠点を移し、坂本花織らを育ててきた中野園子コーチに師事する。前日2日にはシニア女子で同門の三宅咲綺（ともにシスメックス）が優勝。ライブ配信で見守り「すごく感動しました。一緒に毎日滑っている選手なので、すごくうれしかったですし『自分も明日、頑張ろう！』とパワーをいただきました」と力に変えた。

22〜24日には全日本ジュニア選手権（東京辰巳アイスアリーナ）が開かれる。ジュニア世代の国内最高峰の舞台に向けて「まだ練習でも失敗が多い時があるので、その失敗を成功にもっていけるように、自分でも1本1本考えて、練習していきたいです」と誓った。【松本航】