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巨人が東京・稲城市のジャイアンツタウンと川崎市のジャイアンツ球場室内で実施する秋季キャンプは9日、第3クール最終日を迎えた。雨天での室内練習を見守った阿部慎之助監督(46)は「大いに悩ませていただければありがたいですよね」と選手たちに期待を込めた。
話題は主砲の抜けた後。ポスティングでの大リーグ挑戦が控える岡本和真内野手(29)が不在となる見込みの来季へ、「ある程度、どうしていこうかっていうのを整理して考えるのが僕のオフの仕事かなと思ってる」と内野陣の陣容に言及した。
正二塁手の吉川尚輝内野手(30)は両股関節の手術を受け、リハビリを始めた段階。来季開幕への見通しについて、指揮官は「まだちょっと現状でははっきりとしたことは言えない。(開幕に)いないものと思って考えないと。そういうリスクマネジメントはしとこうかなと思いますね」と想定した。
同時に、このキャンプでもがきながら成長を目指す若手陣にとっては、レギュラー争いの好機にもなる。「大いにチャンスはあると思うよ、うん。それはみんなで競争するんだから」と、熱く切磋琢磨(せっさたくま)できる環境が整っている。歯を食いしばり、震える膝に立ち尽くす選手たちの姿もある“地獄の秋季キャンプ”。阿部監督は「人間ってすごいよね。慣れて、ある程度のこういう量をこなせるようになってきた。すごいな。プロ野球だから。個人がどうしたいか。強制してもしょうがない。自分の人生ですから、頑張っていただきたいですね」と促した。
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