夜22時開始のWeb面接、担当者は「上の空」で別作業 40代女性が愕然とした理不尽な対応

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2025年11月10日 06:20  キャリコネニュース

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子育てと仕事の両立を目指す就職活動は、ときに理不尽な対応に直面することがある。面接で悔しい思いをした女性たちから体験談が寄せられた。「子供が小さいうちの就活だった」という神奈川県の40代女性(医療・福祉・介護)は、

「不測の事態でお休みを頂くかもしれませんとお伝えした所、お休み希望が他のスタッフと被ってしまったらどうしますか?と聞き返され」

確かに、医療や介護の現場で休み希望が重なることは、企業側にとって懸念点だろう。しかし、これは聞かれても困る質問ではないだろうか。(文:篠原みつき)

「『このお話は答えがないですよね』とフォローされました」

休み希望が重なったとき譲れるかどうかは、用事の緊急性によって違ってくる。その場で即答はできない問題だ。女性は前述の質問に「前もっての事であれば当事者同士での話し合いになるのではないでしょうか?」と答えた。すると

「一緒に同席していたスタッフは恐らく妻だったのでしょう。『このお話は答えがないですよね』とフォローされました」

結局、この面接は「嫌な思いをした挙げ句落されました」という結果に終わった。子どもが熱を出しても預ける先があるかどうか聞きたかったのかもしれないが、女性としては気分が悪かったようだ。

夜22時から「上の空」で面接、子育て中と伝えると……

東京都の40代女性(医療・福祉・介護/年収450万円)も、Web面談での対応に愕然としたという。開始時間からして異例だった。

「夜の22時ですが、時間どおりには始まらないweb面談でした。Webにて1対1ですが、面接官は、あきらかに別の作業をしていて全く私の話は上の空」

医療・福祉・介護業界の特性を鑑みても、夜22時からの面接設定は異例と言えるのではないだろうか。しかも、面接官は応募者の話を聞く気すらないようだ。さらに、こんな要求をしてきた。

「子育て中、ぜったいに不可能なことを言いつけてきて、それは自宅ではできるが、対応は不可能と伝えると、『はい』で終了となりました」

この「ぜったいに不可能なこと」が具体的に何だったのかは書かれていない。だが、夜遅くに面接を行い、応募者の話をろくに聞かないような面接官が口にしたのだから、相当に無茶な要求だったことが想像される。真面目に仕事を探していた女性たちにとって不誠実な面接だったと言えるだろう。

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