岡山県産小麦「ふくほのか」を100%使用した日清製粉の業務用小麦粉「晴天ノ絆」=10日午前、岡山県倉敷市 岡山県産小麦の「ふくほのか」を100%使用した日清製粉(東京)の業務用小麦粉の新製品発表会が10日、同県倉敷市で開かれた。名称は「晴天ノ絆(せいてんのきずな)」で、柔らかく粘りのある岡山の特徴的なうどんに使ってもらうために開発したという。
販売は中四国地方向けで、うどんだけでなく、和洋菓子にも適していると説明している。同社は国内各地で地域の小麦を使用した小麦粉を開発しており、地域内で生産・販売されるものは20品目。
担当者は「岡山県はうどんの消費も多い。柔らかみと、国内産の小麦の風味を感じてもらいたい」と話した。新製品発表会に登壇した県の笠原和男副知事は「県産小麦を使い、地域経済にも寄与する。大変うれしい」と笑顔を見せた。