航空券を安く買うコツを教えます 航空券を安く買うためには、航空会社の割引制度を利用するほか、航空券比較サイトを活用するなど、いくつか方法があります。そこで、航空券を安く買う方法やその際の注意点について解説します。帰省で飛行機を利用する人は、ぜひ参考にしてください。
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●航空券を安く買うには?
航空券を安く買う方法としては、次の六つがあります。
・航空会社の割引制度を利用する
・航空券比較サイトを利用する
・片道ごとに安い航空券を購入する
・株主優待券を利用する
・航空券とホテルのセットを購入する
・LCCを利用する
各方法について、くわしく見ていきましょう。
航空会社の割引制度を利用する
航空会社の割引制度を利用すると、航空券を安く購入できます。大手航空会社では、条件ごとに割引率が変わる制度を用意しているため、該当するものがないか探してみましょう。
ここでは、代表的な割引制度を紹介します。航空会社によって、制度の名称や条件が異なることや、割引制度自体を設定していない場合もあるため、利用する航空会社のホームページをご確認ください。
(1)早期割引サービス(早割)
航空会社の中には、航空券を早く購入することで安く買える早期割引運賃(早割)を設定している会社もあります。割引率は予約する時期が早ければ早いほど高くなるため、スケジュールがすでに決まっている場合は、早割を利用することで航空券をお得に買えるでしょう。
<ANAの場合>
・スーパーバリュー21 搭乗日の21日前まで
・スーパーバリュー28 搭乗日の28日前まで
・スーパーバリュー45 搭乗日の45日前まで
・スーパーバリュー55 搭乗日の55日前まで
・スーパーバリュー75 搭乗日の75日前まで
<JALの場合>
・セイバー:搭乗日の1日前まで
・スペシャルセイバー:搭乗日の28日前まで
(2)年齢別の割引制度
航空会社では、年齢別に割引制度を導入しているところもあります。航空会社の提供するカード会員であることが条件となっていることが一般的です。
<ANAの場合>
条件:ANAマイレージクラブ会員またはANAカード会員
・スマートシニア空割:65歳以上の方
・スマートU25:12歳以上25歳以下の方
<JALの場合>
条件:JALカード会員またはJALマイレージバンク(JMB)会員のみ
・当日シニア割引(65歳以上限定):搭乗日当日0時以降にWebから予約可能
条件:JALカード会員またはJALマイレージバンク(JMB)会員のみ
・スカイメイト:満12歳以上25歳以下、搭乗日当日0時以降にWebから予約可能
(3)往復割引
飛行機を往復で利用する場合には、往復割引も用意されています。
<ANAの場合>
ANAでは、往復利用する際に適用条件を満たすと、5%相当の往復ディスカウントがされる「往復ディスカウント」制度があります。ただし、対象運賃があらかじめ決まっているため、事前に確認するようにしてください。
<JALの場合>
JALでは、「往復セイバー」という制度を導入しています。往路・復路でJALを利用する場合、往復割引として5%引きされる制度です(運賃区分である「フレックス」「セイバー」「スペシャルセイバー」の組み合わせは不問)。
航空券比較サイトを利用する
安い航空券を効率的に探したいのであれば、航空券比較サイトの利用がおすすめです。これらのサイトでは、利用予定日や出発・到着空港を入力するだけで、空席のある航空券が表示されます。
インターネット上で手続きも完結するため、都合のよい時間に安い航空券を探して予約できる点がメリットです。
片道ごとに安い航空券を購入する
少しでも安く航空券を購入したいという場合は、片道ごとに最安価格の航空券を予約する方法を検討してみてはいかがでしょうか。国内線の場合、往復割引などが適用されるため、航空券を往復で予約することが一般的です。
LCCでセールが開催されている場合は、必ずしもそうではありません。片道だけセールで買うなど、それぞれで最安航空券を探して申し込んだ方が安くなる場合もあります。時間的に余裕がある人は、航空券比較サイトやLCCのセールで最安の航空券を探してみてください。
株主優待券を利用する
航空券を安く買う方法として、株主優待券の利用もあります。株主優待券とは、株主に配られる割引航空券のことです。株主優待券を利用すると株主優待運賃で予約が可能なため、航空券を安く買えます。
株主でない場合には、金券ショップを探してみましょう。株主優待券は、金券ショップで売られていることがあります。
航空券とホテルのセットを購入する
旅行会社が販売している航空券とホテルのセットを購入する方法もあります。旅行会社では、その時期に売れる人気路線の航空券を大量に押さえているため、ホテルとセットで申し込むことで、別々で予約するよりも総額を抑えられる可能性があります。
ただし、実家への帰省など、宿泊先の手配が不要な場合には不向きです。
LCCを利用する
安く航空券を買いたいのであれば、LCC(格安航空会社)の利用もおすすめです。LCCでは、ANAやJALなどの大手航空会社より安く航空運賃を設定しています。
また、期間限定のセールを実施していることもあるため、スケジュールが決まっている場合にはセール情報もチェックしてみましょう。
●航空券を安く買う際の注意点
航空券を安く買う際には、気を付けたい注意点があります。知らずに購入してトラブルに巻き込まれることがないように、あらかじめ理解しておきましょう。
早割を利用する場合はキャンセルや変更に注意する
航空券を早割で購入する場合には、キャンセルや変更に注意しましょう。普通運賃の航空券では予約変更が可能ですが、早割の場合は変更できません。予約便をいったんキャンセルしたのち、新たに予約を入れ直す必要があります。
予約を取り消す場合、キャンセルするタイミングによってキャンセル料が発生することもあるため注意しましょう。
LCCを利用する場合は手荷物を少なくする
LCCを利用する場合には、手荷物を少なくしてから搭乗するようにしましょう。LCCでは、航空券を安く抑えられる一方で機内持込みの手荷物の個数や重さに制限があるほか、手荷物を預ける際に料金がかかる場合があります。
荷物をできるだけ少なくしてから搭乗しないと費用が増えてしまい、お得に飛行機に乗れない事態にもなりかねないため注意してください。
●航空券を安く買ってお得に帰省しよう
航空券を安く買うなら、まずは航空会社の早割や年齢別割引制度などをチェックしてみましょう。特に早割は予約時期が早いほど割引率も上がるため、おすすめです。
航空券比較サイトで料金比較をして、納得のうえで航空券を購入する手もあります。この記事で紹介した方法を参考に、自分に合ったスタイルで航空券を安くゲットしてください。