Mrs. GREEN APPLE/藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗(C)モデルプレス【モデルプレス=2025/11/14】3人組バンド・Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)は2025年12月31日をもってフェーズ2を完結。2022年3月18日の再始動から約3年間に渡り続いたこの期間で、彼らは音楽の可能性を広げ、数多くの「新しい景色」を見せてきた。ここでは、ライブやメンバーそれぞれの活動にも触れながらフェーズ2の始まりから現在までの歩みを振り返る。
「ミセスをもっと多くの人に知ってもらう」という明確な目標を掲げ、Mrs. GREEN APPLEはフェーズ2で音楽活動を再開。音楽のみならず、映画、ドラマ、バラエティ、タイアップなど、さまざまな分野に活動の幅を広げていった。また、メイクやファッションなどのビジュアル面にも力を入れ、作品ごとに異なる世界観を細部まで作り上げるなど、表現全体をアップデート。音楽、ビジュアル、パフォーマンスすべてにおいて進化を重ね、アーティストとしての存在感をより一層確立していった。
◆ミセス「フェーズ2」でのライブ
フェーズ2では、再始動後から現在にかけて多彩なライブを開催してきた。2022年の復活ライブ「ARENA SHOW “Utopia”」では、活動休止を経て再びステージに立ち、新章“フェーズ2”の幕開けを告げた。2023〜2024年にはファンクラブツアー「Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge” 」を開催。本格的なミュージカル演出を取り入れた音楽劇として上演され、全楽曲が新たにアレンジされたほか、ダンスや芝居を交えたステージ構成でバンドの新たな表現の形を見せた。
2025年夏には、デビュー10周年を記念した「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜」を開催。これまでの歩みを象徴する内容で、ファンとともに節目を祝うステージとなった。
そのほかにも「ARENA TOUR 2023 “NOAH no HAKOBUNE”」「DOME LIVE 2023 “Atlantis”」など、壮大な世界観をテーマにしたライブを展開し、現在はフェーズ2ラストのライブツアー「DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”」が開催されている。一つ一つのライブを通して、音楽、演出、物語性のすべてにおいて進化を重ね、Mrs. GREEN APPLEという存在の表現の幅をさらに広げていった。
フェーズ2のラストを飾る楽曲「GOOD DAY」のミュージックビデオでは、物語の終盤で舞台が宇宙空間へと移り変わる。その映像には、大森がかつて「フェーズ2は宇宙のようなもの」と表現した言葉が重なる。活動再開から約3年の間、Mrs. GREEN APPLEは音楽、映像、ビジュアルのすべてにおいて多彩な表現を追求し、“新しい景色”を描き続けてきた。「GOOD DAY」は、その歩みをひとつの形に結実させた作品であり、フェーズ2を締めくくる象徴的な楽曲となった。