
今回は、現在65歳の方が、年収200万円で4年間働き続けると、どのぐらい年金が増えるのかについてです。
Q:私は65歳・男性。直近4年間だけ正社員として厚生年金に加入予定です。年収200万円なら、将来の年金はどのくらい増えるか知りたいです
「65歳の男性です。これから4年間だけ正社員として働き、厚生年金に加入する予定です。年収は200万円ほどですが、この場合、将来の年金はどのくらい増えるのでしょうか?」(ケンタさん)A:4年間の厚生年金加入で、月額約3844円(年額約4万6134円)、将来の年金が増えます
ケンタさんのように、65歳以降でも厚生年金に加入できる職場で働けば、保険料を納めた分だけ将来の老齢厚生年金の受給額が増える仕組みになっています。では、年収200万円(月額約16万6600円・賞与なし)で、4年間(48カ月)厚生年金に加入した場合、どれくらい年金が上乗せされるのかを試算してみましょう。
計算式
(※従前額保障で、2003年4月以降の計算式を使います)2003年(平成15年)4月からの期間の平均標準報酬額(月給+賞与)×5.769/1000×2003年(平成15年)4月以降の厚生年金保険加入期間
ケンタさんのケース
月額16万6600円×5.769/1000×48カ月=約4万6134円(年額)※経過的加算は考慮せず
年額4万6134円を月額に換算すると……
4万6134円÷12カ月≒月額約3844円
つまり、4年間厚生年金に加入することで、1カ月当たり約3844円(年額約4万6134円)年金が上乗せされる計算です。
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都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)
