コスタノヴァ(撮影:下野雄規) 11月15日(土)は東京・京都・福島の3場開催。金曜正午の馬場状態は3場全て芝ダートともに良となっている。
■武蔵野SでGI馬コスタノヴァが得意舞台で巻き返す
東京11Rはダート1600mの武蔵野S(GIII)。コスタノヴァは4走前の根岸S、3走前のフェブラリーSと連勝しGI馬に輝いた。続くかしわ記念では3着、前走のさきたま杯では11着と大敗。地方の砂は合わなかったようだ。6戦無敗の東京コースで復権を狙う。対するはヒヤシンスSなど4連勝で米ケンタッキーダービーにも挑戦したルクソールカフェ、前走のグリーンチャンネルCを快勝したオメガギネスなど。
■デイリー杯2歳Sで無敗馬キャンディードがマイル初挑戦
京都11Rは芝1600mのデイリー杯2歳S(GII)。キャンディードは新馬戦、前走の中京2歳Sと芝短距離で連勝中の実力馬だ。今回は初のマイル戦となるが、ここを突破して暮れのGIへ進みたいところだ。対するは前走のサウジアラビアRCで2着と好走したガリレア、函館2歳Sの覇者エイシンディードなど。
■アンドロメダSでシェイクユアハートが巻き返しを狙う
京都10Rは芝2000mのアンドロメダS(L)。シェイクユアハートは前々走の小倉記念で2着とここでは力上位。前走の新潟記念は11着と振るわなかったが、ここは巻き返し必至だ。対するは京都記念2着の実績を持つリビアングラス、前走のカシオペアSで5着と復調気配を見せたドクタードリトルなど。
■フルーツラインCでファムエレガンテが連勝を狙う
福島11Rはダート1150mのフルーツラインC(3勝)。ファムエレガンテは休み明けで臨んだ前走の妙高特別を完勝。ここに入っても能力は通用しそうで、連勝でのOP入りを狙う。対するは自分の形なら強いシャカシャカシー、スピードが通用しそうなメイショウキルギスなど。
■京都12Rでミッキースターダムが連続2着に終止符を打つ
京都12Rは芝1600mの3歳上1勝クラス。ミッキースターダムは近2走がともに僅差の2着。戦った相手も強く、ここは勝ち切りたいところだ。対するは長期休養明けを叩かれたロケベンドラ、前走が好内容の3着だったジーティードレスなど。
■奥多摩SでマイネルチケットがOP入りを狙う
東京10Rは芝1400mの奥多摩S(3勝)。マイネルチケットはGIのNHKマイルCこそ8着だったが、前々走の仲秋S、前走の三年坂Sと連続2着。ここは勝ち切ってのOP入りを狙う。対するは前走の長岡京Sで3着のキタサンダムール、前走の白秋Sで2着と調子を上げるユハンヌスなど。
■土湯温泉特別でインパクトシーがクラス突破を狙う
福島9Rは芝1800mの土湯温泉特別(1勝)。インパクトシーはGIIIのラジオNIKKEI賞で3着に入っている実力馬。ここでは力上位が明白で、勝ち負けは必至だ。対するは前走で2着と好走したトゥルーサクセサー、4カ月ぶりも力上位のウインベラーノなど。
■三浦特別でサノノワンダーが勝ち切るか
東京9Rはダート1600mの三浦特別(2勝)。サノノワンダーはOPの青竜Sで3着、2走前のレパードSで5着とこのクラスでは力上位。ここは惜敗にピリオドを打ちたいところ。対するは前走2着のグレイスザクラウン、連勝中のロフティストーリーなど。
■深草特別でビッグドリームが惜敗に終止符を打つ
京都9Rはダート1200mの深草特別(2勝)。ビッグドリームは4走前の米沢特別で3着に入って以降、3走前から前走まで3戦連続で2着と、非常に堅実な走りを見せている。なかなか勝ちきれないレースが続くが、ここで終止符を打ちたいところ。対するは初ダートの前走が強かったイリフィ、ダートに戻るエルサトアナなど。
■秋陽JSは堅実駆けのオールザワールドに注目
東京8Rは障害(芝)3110mの秋陽JS(OP)。オールザワールドは3走前の東京ハイジャンプで3着、近2走はOPで2着と堅実。ここも好走必至で、勝ち切りたいところだ。対するは障害重賞初挑戦のプラチナトレジャー、前走の東京ハイジャンプで4着のインディゴブラックなど。
■京都4Rでタイムレスフレアーが初勝利を目指す
京都4Rは芝2000mの2歳未勝利。タイムレスフレアーは前走の京都芝1800mの新馬戦で2着。半兄にホープフルSを制したタイムフライヤーを持つ良血馬で、初勝利が期待される。対するは半姉に桜花賞馬ステレンボッシュを持つクランズクラウン、前走2着のパーヴォなど。
■東京3Rでマイネルトレマーズが初勝利を狙う
東京3Rはダート1600mの2歳未勝利。マイネルトレマーズは前走の東京ダート1600mの新馬戦で3着。半兄にGI馬シャマルがいるダート血統で、初戦から適性の高さを見せた。2戦目での順当な勝ち上がりが期待される。対するは新馬戦4着のアドマイヤウルトラ、リアアメリアの半弟で芝からダート替わりのブラックパロットなど。
■福島5Rの新馬戦でテンハッピーローズの半妹フォーチュンローズなどがデビュー
福島5Rは芝2000mの新馬戦。半姉に24年ヴィクトリアマイルを勝ったテンハッピーローズ(父エピファネイア)がいる、ハービンジャー産駒のフォーチュンローズが石川裕紀人騎手でデビューする。また、セレクトセール1歳5200万円(税抜き)、半兄に14年青葉賞を勝ったショウナンラグーン(父シンボリクリスエス)がいる、リオンディーズ産駒のメジロピオラが丹内祐次騎手でデビューする。
■東京6Rの新馬戦でセレクトセール2億円のダノンプレサージュなどがデビュー
東京6Rは芝1600mの新馬戦。セレクトセール当歳2億円(税抜き)、サートゥルナーリア産駒のダノンプレサージュがD.レーン騎手でデビューする。
■京都5Rの新馬戦でレッドリヴェールの仔ルージュソムニウムなどがデビュー
京都5Rは芝1600mの新馬戦。13年阪神JF(GI)など、重賞2勝を挙げたレッドリヴェールの仔でロードカナロア産駒のルージュソムニウムが浜中俊騎手でデビューする。他にも、半兄に19年きさらぎ賞を勝ったダノンチェイサー(父ディープインパクト)がいる、サトノダイヤモンド産駒のサトノカスターニャが坂井瑠星騎手でデビューするなど、ここでは重賞ホースのきょうだいや仔が多数デビューする。
■節目の勝利までわずか
吉田隼人騎手、JRA通算1200勝まであと2勝、福島で2鞍に騎乗。
松若風馬騎手、JRA通算500勝まであと2勝、京都で9鞍に騎乗。