
今日15日(土)と明日16日(日)は全国的に晴れて、絶好の紅葉狩り日和となるでしょう。日中は暖かい所が多くなりますが、朝晩は冷えますので、寒さ対策はしっかりして、色づいた木々を楽しんでください。
九州から東北南部にかけて紅葉の見ごろ

今日15日(土)と明日16日(日)は、日本列島は移動性の高気圧にスッポリ覆われて、全国的に晴れるでしょう。紅葉狩りなどのお出かけに、絶好の空模様となりそうです。
紅葉見頃MAPによると、北海道や東北北部では紅葉のシーズンは終わってしまいましたが、東北南部から九州の広い範囲で見頃を迎えています。標高の高い所だけでなく、市街地の木々も色づいてきている所も増えてきました。絶好の晩秋の青空の下、赤や黄色に色づいた木々とのコントラストを楽しむことが出来るでしょう。
日中の気温は、九州から東海にかけては、20℃前後と昼間は上着が無くても過ごせそうです。関東や北陸、東北は14℃〜18℃くらいで、日差しは暖かく感じられるでしょう。ただ、注意しないといけないのは、朝晩の寒さや標高の高い地域との気温の変化です。紅葉が有名なスポットの中には標高の高い地域もあります。昼間でもお住いの地域より気温が低くなります。事前に気温を調べ、服装を選ぶようにしましょう。朝晩は特に冷えたりしますので、体調管理にご注意ください。
紅葉が進む条件

紅葉は、1日の最低気温が8℃を下回ると進むと言われています。
夏の間はクロロフィルという緑色の色素がたくさん作られるため、葉は緑色をしていますが、秋から冬にかけては、クロロフィルが減って徐々にアントシアニンという赤い色素の割合が増えてくることで、葉が紅く染まっていきます。
アントシアニンの割合が増えるには適度な寒さが必要で、この適度な寒さが最低気温8℃以下です。最低気温が10℃を下回らず暖かいとクロロフィルが分解されないため、きれいに紅くならず、逆に最低気温が0℃以下になるなど寒すぎると、葉は黒くなってしまいます。
また、1日の寒暖差が大きいとクロロフィルの分解が良く進み、葉の中でアントシアニンの純度が高くなるため、葉はよりきれいに紅く色づきます。
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葉が紅く染まる理由

葉が紅く染まる現象には、アントシアニンという成分が深く関わっています。
夏の間はクロロフィルという緑色の色素がたくさん作られるため、葉は緑色をしています。秋から冬にかけては、クロロフィルが減って徐々にアントシアニンという赤い色素の割合が増えてくることで、だんだん葉が紅く染まっていくのです。このアントシアニンは日光を浴びることでたくさん作られるため、紅葉にとって日差しはとても大切です。
