「しつこく聞くから悪い」高市首相 “台湾有事”答弁で中国が大激怒も、一部では“質問者”の立憲・岡田議員を“標的”にする声も

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2025年11月15日 06:10  web女性自身

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「悪質な発言を撤回しない場合、一切の責任は日本側が負うことになる」
「日本が台湾海峡情勢に武力介入すれば侵略行為となる。中国側は必ず正面から痛撃を加える」



11月13日の会見でこう述べたのは、中国外務省の林剣副報道局長(48)。敵意を隠さない物言いの発端は、7日の衆院予算委員会で高市早苗首相(64)が発した日本の「存立危機事態」に関する見解だった。



「7日の予算委では、立憲民主党の岡田克也議員(72)が、集団的自衛権行使の要件となる日本の『存立危機事態』について、台湾を念頭に、どのようなケースを想定しているかを質問。高市氏は、『(中国が)戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうる』と答弁。台湾の状況によっては、日本が武力行使に踏み切る可能性を示唆しました」(全国紙政治部記者、以下同)



高市氏の答弁に対し、中国の薛剣駐大阪総領事(57)は8日に更新したXで《勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない》と反発(投稿は現在削除済み)。歴代政権では、台湾が武力攻撃を受けた場合、それが存立危機事態にあたるかは明言を避ける“曖昧路線を”取ってきた。



それより一歩踏み込んだ見解を述べた高市氏だが、10日の予算委では発言を撤回しない方針を示した。Xでは、高市氏の答弁が冒頭のような中国の猛反発を招いたとし、責任を問う声が噴出するいっぽう、一部では以下のような声も上がる。



《これは立憲民主党の岡田克也がしつこく聞くから悪い 存立危機事態がどうのこうのしつこく聞いて高市さんから無理やり聞き出すからこんな面倒くさい流れになってるじゃん》
《事の発端は立憲の岡田が台湾有事について質もしたから高市さんはこれまでの総理と違って例えばの例を答えたのみ》
《中国は高市さんを責めず立憲の岡田克也の名指しで責めて下さいな高市さんは質疑に答えただけなんすよ》(すべて原文ママ)



高市氏の見解を引き出した岡田氏にも責任があるという指摘があがっているのだ。



「そのような指摘はSNS上だけで起こっているわけではありません。12日放送の『旬感LIVE とれたてっ!』(関西テレビ)では、タレントの眞鍋かをりさん(45)も7日の予算委について“野党が追及しすぎた”結果、高市氏の見解が引き出されたとし、“やってはいけないと思う”とコメント。これを受けて、政治ジャーナリストの青山和弘氏(57)も、岡田氏は“引き出せば問題になるとわかってやっている”と指摘していました」



いっぽう、“独自路線”を打ち出した高市氏に責任があるとし、岡田氏をめぐる批判への反論も多く見られた。



《高市さんの発言そのものが問題視されているのに、どうして立憲のせいになるの?責任を求める相手が違うでしょう》
《なんで、高市の尻拭いを 野党がやらなきゃいけないんだよ?》
《いやこれを立憲のせいにするのは責任転嫁ですよね。歴代の首相は中国との外交問題に気を使って答弁してきたのだから》



「岡田氏の質問は、高市氏が昨年の自民党総裁選で“中国による台湾の海上封鎖が発生した場合は存立危機事態になるかもしれない”と発言していたことを念頭に置いたものでした。高市氏は、質問に対する答弁で、最初は『いかなる事態が存立危機事態に該当するかは実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して、全ての情報を総合して判断する』と、歴代政権の見解を引き継いでたのですが……。岡田氏からより具体的なケースについての説明を求められたところで、“一線を越えた”見解を発した。



岡田氏の重箱の隅をつつくような質問が、“意地悪”“誘導的”だとする批判がSNSでは多く上がっているようですが、岡田氏としても、存立危機事態の想定をめぐって、高市氏が“本当に歴代政権の見解を引き継いでいるのか”を慎重に確かめたかったのでしょう。ただ、首相でもある高市氏には冷静な判断が求められます。本音はあるにせよ、歴代政権の見解を述べるにとどめ、煙に巻いておけばよかっただけの話ではないでしょうか」

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  • これが犬笛って感じだよな。親分の中国を呼んでる感じ
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