
就活サイトを運営する学情(東京都中央区)によると、キャリア採用の拡大に伴い、30代を対象にした採用を強化する企業が増えているという。同社は30代のキャリアチェンジと採用手法について、企業・団体の人事担当者を対象に調査を実施した。
30代のキャリアチェンジ転職(異なる業界・職種からの転職希望者)を「受け入れている」と回答した企業は40.1%に上った。「応募者ごとに受け入れ可否を判断している」(34.4%)、「募集ポジションごとに受け入れ可否を判断している」(17.6%)が続き、「受け入れていない」は8.0%にとどまった。
30代のキャリアチェンジについて「評価する」(30.2%)、「どちらかと言えば評価する」(30.0%)を合わせると、約6割の企業が30代のキャリアチェンジを肯定的に捉えていると分かった。「評価しない」は1.0%、「どちらかと言えば評価しない」は3.9%にとどまった。
具体的には「チャレンジ精神を評価したい。向上心も期待できる」「30代はまだ若くキャリアを変えることは良いこと」「キャリアチェンジは否定しないが、並々ならぬ覚悟が必要。その覚悟があるかどうかは見る」「ミスマッチは一定数避けられないので、方向転換できる道があるのは良いこと」といった声が寄せられた。
|
|
|
|
30代のキャリア採用で使われている手法は「エージェント(人材紹介)」(64.9%)や「求人サイト」(58.4%)が上位に挙がった。その他「リファラル採用」(36.2%)、「ダイレクトリクルーティングサービス」(30.0%)、「合同企業セミナー/イベント」(26.3%)が多かった。
本調査は10月10〜22日、企業・団体の人事担当者387人を対象にインターネットで実施した。
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. All rights reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。