16歳少年の逆送決定=祖父母殺害―名古屋家裁
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2025年11月19日 18:31 時事通信社

愛知県田原市の民家で5月、70代夫婦の遺体が見つかった事件で、名古屋家裁(村瀬賢裕裁判長)は19日、少年審判を開き、殺人の非行内容で送致された孫の少年(16)を検察官送致(逆送)とする決定をした。
村瀬裁判長は決定で、「一定の計画性を持った残忍非道で極めて悪質な犯行」と指摘。「2人の命を奪った結果は甚大で取り返しがつかず、犯情は極めて重い」として、刑事処分の対象とするのが相当だとした。
決定によると、少年は5月9日午前2時ごろ、自宅で、同居する祖父=当時(75)=と祖母=同(72)=の首や胸を包丁で複数回切り付けるなどして殺害したとされる。
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