
アメリカの労働省は政府機関の一部閉鎖の影響で、10月分の雇用統計の発表を見送ることを正式に明らかにしました。
アメリカの労働省は19日、10月分の雇用統計について、発表を見送ると明らかにしました。
政府機関の一部閉鎖により、10月に行う予定だった家庭への聞き取り調査が実施できず、失業率の算出などに必要なデータを揃えることができなかったということです。
一方、事業所からデータを収集する就業者数の伸びなどは、11月分の雇用統計の発表の際に10月分のデータを合わせて公表するとしています。
また、労働省は11月分の雇用統計の発表日について、もともと予定していた12月5日から16日に延期することも明らかにしました。
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FRB=連邦準備制度理事会は12月の金融政策を決める会合を9日と10日に開く予定ですが、10月と11月の雇用統計は確認できないまま、会合を開くことになります。
市場では、FRBが十分な経済データが揃わない中で金融政策変更をすることは難しいという見方が広がり、12月の会合での利下げは見送られるとの観測が一段と強まりました。
