
静岡県・伊東市議会から2度の不信任決議を受けて失職していた田久保真紀前市長(55)が19日会見を開き、12月14日に投開票が行われる市長選への出馬を正式に表明した。
会見の冒頭で田久保氏は、学歴を巡る問題を含め「関係者と市民に多大なるご迷惑とご心配をおかけした」と謝罪。立候補の理由については、「他の立候補者に華やかな政策が並ぶ中、もっとシビアな目線で政策提言をしたい」「この先の伊東の街の未来についてもう一度お任せいただけるのであれば、伊東の市長選にチャレンジをしていきたい」と述べた。
記者からの質疑応答では、さまざまな角度から質問が飛んだ。、会見前に田久保氏が自身のインスタグラムで《報告会のあと、久しぶりにマスコミの取材があってちょっと緊張しております 大事な発表しますのでしっかりつとめて参りたいと思います》と投稿していたように、回答に苦慮する場面が多く見られた。
“特にこれはという政策を3つ簡潔に”という質問には、まず「インフラの老朽化」と答えるも、「あと2つくらい、今考えろということですね…」と残り2つの回答に時間を要した。また“市議会議員選挙で集まった票を考えると、市長選も票の数が目安になる選挙ではないか”と問われると「実はまったくわかりません。どのような形になるのかわかりません」と答えるなど、噛み合っていないと思われるシーンも……。
そんななかYouTubeでライブ配信された同会見の視聴者から大きな反応があった場面が。
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記者から「田久保さんにしかない強みはどんなところでしょうか」と問われた際は、「私にしかない強みですか?」と微笑みながら「やはり、このメンタルの強さ」と即答した。するとYouTubeの視聴者から《自分で言うなw》《ハガネのメンタル!》《自分でメンタルって》などのコメントが多く並んだ。
「’25年の流行語候補に選ばれた“卒業証書19.2秒”や、学歴を巡る騒動の最中でも自身のインスタグラムに自撮り写真を連日アップし続ける、2度の不信任決議を受けてもブレることがなく出馬と、田久保氏の“メンタルの強さ”という回答はある意味、納得ではあるのですが……。自分で言ってしまうところが、もはやさすがという感じがしますね」(地方紙政治部記者)
田久保氏の会見の様子がネットニュースに掲載されると、さまざまな意見が集まっていた。
《田久保前市長の強みは、打たれ強いメンタルの強さじゃなく、人の迷惑も顧みない自分の世界に酔っているエゴだろう。》
《田久保さんのメンタルの強さは、自らの保身において証明されました。》
《冗談ではなく、近年日本のあっちこっちでメンタルの強さだけが唯一の取り柄ではないかという首長が出没してますが、有権者は自己保身のためのメンタルの強さより人間として一番重要な誠実さを求めてると思います。》
《メンタルの強さと反省のなさをはき違えているのかなという印象を受けました。》
(すべて原文ママ)
その“メンタルの強さ”で、出直し選挙を戦い抜く覚悟はできているようだ。
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