WBC世界バンタム級王座決定戦で対戦する那須川天心(左)と井上拓真 (C)ORICON NewS inc. 24日に行われるボクシング『Prime Video Boxing 14』(TOYOTA ARENA TOKYO)で行われるWBC世界バンタム級王座決定戦で対戦する那須川天心(世界1位)と井上拓真(同2位)が21日、都内で行われた試合前会見に登壇。対戦を3日後に控え、静かに火花をちらした。
【動画】那須川天心vs井上拓真、両者静かなる闘志で意気込み語る 会見に訪れた井上尚弥との対戦についても言及 キック時代から含めて無敗のまま世界タイトルに挑戦する天心と、元WBA世界バンタム級のベルトを保持していた拓真。日本人同士の世界戦はボクシング界を超えて世間の注目を巻き込み、大きな盛り上がりを見せている。
天心は「やるべきことをやってきたんで、あとはしっかり勝つだけ。ベルトは意識していなかったけど、目の前で見るとワクワクというか滾(たぎ)るものが生まれてきています」と意気込み。
拓真も「コンディションもいいですし、天心選手はスピードと勘がいいのでそこを十分に警戒しながら、総合力で上回っていきたい。こういう大きな舞台を用意してくださってモチベーションがすごく高いので、しっかり勝って恩返しをしたい」と必勝を誓った。
この試合に向けて大きな熱を作り出してきた天心は「世間にも本当に届いてると思うし、ボクシングを見たことない人や他の格闘技を見ている人からも声が多いので、本当に応援されていると思う。これに勝てば次代を変えることができる、時代の分かれ道という気持ちで戦います。いまは挑戦する人にいろいろ叩かれたり風潮があるけど、そういうことをきにしなくていいと自分の体で見せることができれば」と、ベルトを腰に巻くことで新時代の到来を約束する。
世間の注目度については拓真も「自分も盛り上がるカードをやりたいと思っていたので、その相手に申し分ない」と気合は十分。“時代の変わり目”については「勝てば井上拓真が戻ってきたという感じです」と自分の強さを証明することに自信をみなぎらせた。
本大会はPrime Videoで独占ライブ中継。ゲストとしてボクシングへの造詣が深い俳優の香川照之、天心と親交あるGENERATIONSの佐野玲於、さらに12月に世界戦を控える現WBA世界バンタム級王者の堤聖也、元WBC世界フライ級王者で現在はバンタム級で戦う比嘉大吾も出演する。
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