
楽天ドラフト7位の近大・阪上(さかうえ)翔也外野手(22)が21日、大阪市内で入団交渉に臨み、契約金2700万円、年俸700万円で契約合意した(金額は推定)。
阪上が口にしたのはおじいちゃんへの感謝だった。サッカーと野球の二択の末、少年野球指導者の祖父平松弘次さん(82)の影響で3歳で野球を始めた阪上。自らの意志で中学は兵庫・伊丹市から祖父母とともに和歌山・紀の川市で生活。祖父が監督だった和歌山打田(うちた)ヤングタイガースで武者修行を積み、甲子園や全日本大学野球選手権に出場するまでに成長した。
「(祖父は)自分が『プロ野球選手になるまで死なへん』と。その姿を見せられてよかった」。指名後、「入ってからが勝負やで」と助言した祖父への贈り物は? の問いに「足が悪いのでかっこいいつえや靴、ご飯など(の贈り物)で楽になってくれたら。活躍する姿をしっかり見せたい」と言葉に力を込めた。
プロ入りに際し、初めて関西から離れるが「中学から親元を離れている。自立した生活はできています」。持ち味の「走攻守3拍子そろう積極的な姿勢」で恩師の1人「じいちゃん」孝行を体現する。
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