【マイルCS予想】下半期の最強マイラー決定戦 瞬発力が求められる戦い

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2025年11月23日 06:35  netkeiba

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ジャンタルマンタル(撮影:下野雄規)
 春の安田記念と肩を並べるベストマイラー決定戦。過去10年間だけ見ても富士SやスワンS、毎日王冠などさまざまなレースから挑んでくるだけに力の比較が難しい。マイル戦だけにスピードと瞬発力が問われるのは基本だが、京都競馬場で行われた過去10回で上がり最速馬は[3-1-1-8]。瞬発力が求められるレースだ。

 ◎ジャンタルマンタルは安田記念優勝馬で、2歳時には朝日杯FSを、3歳春にはNHKマイルCを勝っている。前走の富士Sは、前後半の半マイルが46.7秒〜45.0秒という流れで、最後は11.2秒、11.0秒、11.2秒。早めに手が動いた勝ち馬に“持ったまま”で並びかけたところまでは良かったが、最後は突き放されてしまった。馬体重の8kg増が最後の最後で響いたのかもしれない。京都競馬場は2歳時にデイリー杯2歳Sを制したのを含めて2戦2勝。前走のリベンジを誓う。

 〇ソウルラッシュは昨年の優勝馬。7歳となった今年は春にドバイターフも勝って、衰えのない事を示している。レース後に骨折が判明した春の安田記念は後方から追い上げたが一歩届かず、前走の富士Sは休み明け初戦で伸びきれなかった。マイルCSは阪神競馬場で行われた22年含め、今回で4年連続での出走で、過去3回は4着、2着、1着。京都競馬場を得意としており、マイラーズC優勝を含めここまで[2-1-1-0]。得意とする舞台でリベンジを誓う。

 ▲ガイアフォースは安田記念2着馬で、前走の富士Sではジャンタルマンタルを封じ込めた。3歳秋にはセントライト記念を制し、菊花賞1番人気に。5歳時にはフェブラリーSで2着。ほか、安田記念は4、5歳時に4着しており、ワンターンのマイルが最も安定しているようだ。半マイル通過46.7秒スローペースだったとはいえ、先行して結果を残せたことは大きな収穫。京都競馬場は久しぶりだが、マイラーズCでは勝ったシュネルマイスターと同タイム2着がある。

 △トウシンマカオは京王杯スプリングCレコード勝ちなど1400m以下の距離で重賞5勝。今回は3歳春以来のマイル戦となるが、年齢を重ねて道中の我慢が利くようになっていれば、この馬の決め手は怖い。

 欧州からの帰国初戦とはいえ春にヴィクトリアマイルを勝っている△アスコリピチェーノは侮れず、スワンSをレコードで駆けた△オフトレイルの決め手も怖い。スピード能力の高い△レーベンスティールは2度目のマイル戦。京都競馬場は初めてだが、重賞5勝の実績は無視できない。

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