
「服飾学生の妹が、姉のウエディングドレスを作りました」との動画が、大きな感動を呼んでいます。専門家の卵とはいえ、決して慣れた作業ではなかったはず。デザインを何度も変更するなどさまざまな苦労を乗り越え、見事なドレスを作り上げています。
投稿したのは、服飾学校の学生であるEmmaさん(@emmaaaaa1005)。なんと姉のウエディングドレスを作るとの重大なミッションを託されます。動画の冒頭には「姉のウエディングドレス作り大作戦」という言葉が映し出され、ワクワク感に満ちた制作がスタートします。
まずはパターン制作から。Emmaさんは型紙を引き、仮縫い用の布をミシンで縫い進めます。しかし、トルソーに着せてみると違和感が……。「できたけどなんかしょぼくなりそう。もっと豪華にしたい」と、早くもデザインを見直す決断をします。
思い立ったらすぐ改良。パターンから作り直し、スカートの形を変えてボリュームアップします。「優柔不断で急にデザイン変えるの、そろそろやめない?」と自分にツッコミを入れつつも、妥協はしません。
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次にトップスにペプラム(絞られたウエストの下にひらひらがついたデザイン)を追加しました。トルソーに着せて仮止めしてみますが、これでも納得がいかない様子。「ペプラムの形がダサいので短くして後ろ下がりにしたぞ」とさらに細かい修正を加え、姉のスタイルがより美しく見えるラインを探っていきます。
さらに二の腕が隠れるようなオフショルダーを追加。胸元に布を当てて形を確認します。テロップには「オフショルもつけちゃお。立体裁断でどうにかする」との説明。試行錯誤を重ねながら、着実に完成形へ近づいていきます。
ドレスの裾にはホースヘア(主に馬のたてがみや尾の毛を使い、手作業で織り上げた希少な高級素材)を縫い付けます。さらに余った布で花を手作り。その数は「えーと多分30個、40個。分かんないけどとにかく大量に作った」と説明しています。一枚一枚、布端をロウソクであぶるなど根気のいる作業です。
完成した花は胸元に縫い付けられ、背中には急きょ作った大きなリボンが。手間と愛情、そして技術が詰まった世界にたった1つのドレスが、いよいよ完成します。
披露宴会場に登場した姉の姿は、まさに唯一無二の花嫁。「おー、いい感じにできたかも」「おおむねうまく行ったかな」とEmmaさんも満足げ。「姉、結婚おめでとう。素人の、ましてや学生の私にドレス作りという重役を任せてくれてありがとう。末永くお幸せに」とメッセージを添えています。
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コメント欄には感動と称賛の声が多数寄せられました。「天才すぎる…クソ可愛いやん!!!!」「最高のプレゼントですね」「とても素敵。ペプラムの変更とか大正解ですね」と、完成度の高いドレスと姉妹の絆に、多くのユーザーが心を打たれていました。
動画提供:Emma(@emmaaaaa1005)さん
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