アメリカが示した新たな和平計画を受けて、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナとアメリカ、ヨーロッパ3か国の代表が23日にスイスで協議を行うと明らかにしました。
ゼレンスキー大統領は22日、近日中にパートナー国と「ロシアとの戦闘終結に必要な措置」について協議を行うとし、23日には、ウクライナとアメリカ、さらにイギリス、フランス、ドイツの3か国の代表がスイスに集まると明らかにしました。
アメリカがウクライナに示した新たな和平計画について話し合われるものとみられます。
また、G20=主要20か国・地域の首脳会議が開かれている南アフリカで22日、ウクライナ和平をめぐる首脳会合が開かれました。
これはEU=ヨーロッパ連合が主催したもので、ヨーロッパの主要国の首脳や高市総理も出席しました。
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発表された首脳声明では、アメリカが示した和平計画について「公正かつ恒久的な平和に向け重要な要素が含まれている」とした一方で、「追加の作業が必要だ」として、修正を求める考えが示されています。
また、声明は「国境は武力によって変更されてはならない」と強調し、ウクライナの軍事力に制限を設ける案について、「将来の攻撃に対してウクライナをぜい弱にしかねない」と懸念を示しました。
アメリカが示した28項目からなる和平計画には、領土の割譲などウクライナ側には受け入れがたい項目が含まれていると報じられていて、ゼレンスキー氏は代替案を示すことにしています。
