【フィギュア】岡万佑子、3A初成功でSP8位から大逆転表彰台「成長したし、自信になった」

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2025年11月24日 22:58  日刊スポーツ

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ジュニア女子フリーの演技を終えガッツポーズをする岡(撮影・小島史椰)

<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇24日◇東京辰巳アイスアリーナ◇女子フリー



ショートプログラム(SP)8位発進の岡万佑子(16=木下アカデミー)が、トリプルアクセル(3回転半)を初成功させ、逆転で表彰台を射止めた。


フリートップの136・73点で合計194・82点。SPから順位を6つ上げての銀メダルに、「まずは自己ベストを更新することが目標だった。達成できてすごくうれしい」と声を弾ませた。


冒頭でルッツ−トーループの連続3回点を決めると、「思い切りいった」と3回転半に果敢に挑んだ。これまで競技会でクリーンに降りたことがなかった大技を成功。「うれしかったけど、次の動きへ切り替えて」。込み上げる喜びを抑え、最後まで集中力を切らさなかった。全7本のジャンプを着氷。3本のスピンでも最高レベルの4をそろえる好演につなげ、「一つ成長したし、自信にもなった」と胸を張った。


中1の22年に初出場した全日本ノービス選手権Aクラスで銀メダルを獲得。中3に進学するタイミングで、地元の北海道を離れて京都の木下アカデミーに加入した。現在は通信制高校星槎国際本部校に籍を置きながら、浜田美栄コーチに師事し島田麻央や千葉百音らトップ選手たちと研さんを重ねている。


今季はジュニア・グランプリ(GP)シリーズデビューとなった第2戦トルコ大会を制覇。12月に名古屋で行われるファイナル出場を決めるなど躍進した。身長153センチと小柄だが、長い手足を生かした優雅な滑りが持ち味の16歳。「SP、フリーともに納得のいく、思い切った演技ができるように頑張りたい」と、さらなる成長を思い描いていた。【勝部晃多】

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