
フィギュアスケートの元世界女王、愛称「リーザ」ことエリザベータ・トゥクタミシェワ(24=ロシア連盟)が24日、現役引退を表明した。「リーザ−トゥクタミシェワ−フィギュアスケートに関する告白と恐怖と偽善、そして自由への道」と題されたYouTubeでインタビューに応じ、明らかにした。
「素晴らしい競技人生でした。後悔はありません」
トゥクタミシェワは15年の世界選手権で優勝。21年の同大会では銀メダルに輝いた。その時、ゆったりとした滑りから独特の軌道を刻むトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功。15年に、国際大会6人目の成功を果たした大技を、年齢を重ねた21年も決め切った。背中に漢字で「愛」とデザインされた衣装で闘い抜いたことも話題になり、日本でも愛された。
ウクライナ侵攻前、高難度4回転ジャンプを備える若手勢が席巻するロシア勢にあって、独特の存在感を放ち続けた。14年にはグランプリ(GP)ファイナル優勝も果たした後も息の長い活躍を見せ、鉄人とも呼ばれた。一時代の終わりと言える決断となった。
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