2016年にアメリカで創業したiShopShopsは、バッグ、ジュエリー、アパレルなどの越境ライブコマースアプリ「ShopShops」を通じ、海外向けのライブコマース事業を展開。小売店やファッションブランド、地元のブティック、独立系小規模事業者、デザイナーアウトレットなど、幅広い事業者がサービスを活用し、アメリカを中心とする世界中でアプリ登録ユーザーを約140万人を有している。
コメ兵ホールディングスは、今回の株式取得について、ブランド・ファッション事業における業界シェアの維持と総流通量の拡大を通じ、収益力の強化を目指す中期経営計画「Beyond the 80th year milestone」の一環と説明。iShopShopsのプラットフォームを活用することで、米国を中心としたグローバル市場での販路拡大を図り、既存事業との売上シナジーを創出するほか、取引手数料収入の増加を通じて収益源の多角化を目指すとしている。
買収は12月16日に実施予定で、株主総会の承認などが条件となる。iShopShopsは2026年3月期第3四半期からコメ兵の連結子会社となる見込みで、業績への影響は現在精査中としている。