
イラストレーター・ナガノがSNS上で連載している漫画『ちいかわ』の映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』が2026年夏に公開されることが11月24日に発表された。
Xでは映画化決定の投稿が1日経たずして50万以上のいいねを記録するなど、大きな反響を呼んでいる。本稿では映画化を祝福するXの投稿とともに、原作漫画から映画に登場するキャラクターを振り返りたい。
映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』は漫画における「セイレーン編」と呼ばれる長編エピソードが原作となっている。セイレーンとはちいかわたちが出会う人魚のキャラクターだ。
ちいかわたちが島を冒険するなか、夜の洞窟で出会ったセイレーン。決して悪者には見えないが、とある事情からちいかわたちと対立することとなってしまう。映画化発表後には『ポプテピピック』(竹書房)の作者・大川ぶくぶや、イラストレーターやデザイナーとして活動するケースワベによる、可愛らしくも凶暴さを秘めたセイレーンのイラストが投稿された。
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「セイレーン編」が収録される単行本『ちいかわ』第8巻(KADOKAWA/11月21日刊)発売時には、セイレーンたちが描かれた大型広告が池袋駅オレンジロードに掲示され、こちらも大きな話題となった。
また、このシリーズにおいて忘れてはいけないのが、ちいかわたちの味方として登場するキーパーソン・島二郎だ。。ハチワレ・うさぎたちがセイレーンに捕えられ、ひとりぼっちとなってしまったちいかわ。暗い森で涙を浮かべるなかたどり着いたのが島二郎の経営する食堂であった。
小さくて可愛らしいキャラクターが多く登場する『ちいかわ』の中で、少し異彩を放つ島二郎。ちなみに、ケースワベはセイレーンとともに島二郎のリアルなイラストを投稿している。
またラーメン二郎亀戸店の公式Xでは島二郎のコスプレ姿を収めた写真と「島二郎のCV(キャラクターボイス)やらせてくれ!笑」というコメントを投稿し『ちいかわ』の映画化を祝福した。
作中で島二郎がちいかわにふるまった料理「カツカレーと貝汁」。少し不思議な組み合わせであるが、セイレーン編の連載時にはカツカレーと貝汁の両方を楽しめる店舗として「資さんうどん」公式Xアカウントが反応し、大きな話題となった。
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今回の映画化決定の直後にも「資さんうどん」公式Xアカウントは「人魚の島の秘密?!」というコメントとともにカツカレーと貝汁の写真を投稿している。
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」はじめ、近年アニメ映画が歴史的な興行収入を記録しているなか、公開が決定した映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』。本作がどのような記録を打ち立てるかーー。煉獄さんが「100億円の男」と呼ばれたように、もしかしたら島二郎が作品を象徴する男となるかもしれない。
(文=加藤かづき)
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