【阪神】新人左腕・伊原陵人が2000万円増3600万円「先発、中継ぎ両方いける。１年間活躍したい」

阪神伊原陵人投手（25）が26日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1600万円から2000万円増の年俸3600万円でサインした。

「ずっと1軍で投げられるとは思っていなかった。その部分に関しては想像を超える部分もたくさんありました。初登板も嬉しかったですけど、甲子園で初勝利を挙げられたというところは、1番嬉しかったかなと思います」。

プロ1年目の今季は28試合に登板し、5勝7敗1ホールド、防御率2・29をマーク。4月20日広島戦（甲子園）でプロ初先発初勝利を飾った。開幕は中継ぎながら途中で先発に転向し、ドラフト1位の即戦力左腕にふさわしい活躍。チームの優勝に大きく貢献した。

「なんで前半良くて、後半悪くなったのか、何か絶対あると思う。そういうところをポイントさえ抑えれば、大きな波を作ることなく、1年間戦えるんじゃないかなと自分では思っているので。そこを見直せればいいかなと思います」

6月までに5勝を挙げたが、その後は勝ち星から遠のいた。どんな経験も無駄にするつもりはない。

「1年間、チームの戦力になれるように戦い抜きたい。先発、中継ぎ両方いけるというのを持ち味にしているので。チームが必要としてくれるところで、1年間、活躍したいなと思っています」

新人王は逃したものの、胸を張っていいルーキーイヤーだった。だが、すでに視線は次に向けられている。反省点も含め、すべてを力に変えて次なるステップへ。先発、中継ぎ、どちらもスタンバイOK。進化し続ける左腕が来季、球団初のリーグ連覇、日本一へと導く。（金額は推定）